外壁のヒビには要注意!
住宅の外壁は経年劣化によってヒビができやすくなっており、とくに窓の四隅から斜め方向に向かってヒビがはいりやすくなっているそうです。
ヒビから雨水が室内に侵入する恐れがあるので点検はしっかりしておきましょう。
ヒビの大きさの確認と緊急時の対策
基礎や外壁のヒビは、小さいものだったら応急処置として市販されている専用のシーリング材を使って埋めることもできます。台風が接近していて業者に依頼する時間もない場合は、自分で処置することも考えましょう。
・ヒビの幅が0.5㎜以上:応急処置による補修をしましょう。(なるべく早くプロに依頼)
・ヒビの幅が1.0㎜以上:早急にプロへ補修の依頼をしましょう!
【確認方法】
0.5㎜のシャーペンの芯をヒビに入れます。
芯が入った場合、ヒビの幅は0.5㎜以上です。
【応急処置】
幅が0.5㎜以上、1.0㎜未満の場合、市販のシーリング材でヒビを塞ぎます。
いずれにしても、自宅点検で気になる外壁や基礎のヒビが見つかった場合は、早めにプロに相談しましょう。
マンション・アパート住まいの対策
ここまで戸建て住宅における自宅点検をご紹介してきましたが、ここでは、マンションやアパート住まいの方が台風前にできる自宅点検をご紹介していきます。
原則、共用部分は管理組合や管理会社、建物のオーナー(大家さん)が対策するため、とくにできることはありません。
自分でやらなくてはならない範囲は基本的にはベランダのみ。
排水口に落ち葉などが詰まっていないかをチェックしておきましょう。
台風接近前は、ベランダにある鉢植えやプランター、ベンチやテーブルといった飛ばされそうなものを室内に片づけましょう。
もし近隣のベランダに飛ばされそうなものを放置されている方がいたら、お互いに声がけできるようにしておきましょう。
また、洪水等の水害で駐車場や電気室などが被害を受ける恐れもあります。
車は早めにより安全な場所へ移動できるように備えたほうがいいかもしれません。
共用部分になにか不安がある場合、破損を発見した場合は早めに大家さんに報告したり、管理組合で対策を検討するよう提案してみましょう。
毎年甚大な被害をもたらしている台風。日ごろから自分の住んでいる家を注意深く観察、点検することが大切です。ちょっとした変化、破損を見逃さず、都度修繕するように心がけていきましょう。
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