子どものオモチャ眠ってませんか?「捨てない断捨離」で海外の子どもに貢献ができるキャンペーン

家族・人間関係

www.shaplaneer.org

2020.07.17

新型コロナウイルスの影響による自粛期間中、自宅の片付けに着手した人も多いのではないでしょうか? 
「子どもが昔好きだったオモチャ、捨てていいかな?」
「本人に聞いてからにしようかな」
いろいろ悩んでずっと保管しているなんてもの、結構多いですよね。そういった捨て時がわからないものを送ることで、海外の子ども支援になるキャンペーンがあるんです。

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世界では、10人に1人の子どもが学べずに働いている現実

出典:www.shaplaneer.org<家事使用人として働く女の子>

現在、世界全体で1億5,200万人の子ども国際労働機関 ILO ”「児童労働の世界推計:推計結果と趨勢、2012~2016年」が児童労働をせざる得ない状況と言われています。これは、世界の5~17歳の子どもの約10人に1人に相当します。

先進国では子どもを取り巻く環境が充実している現代においても、世界ではまだまだ子どもの成長・発達を阻害する危険な労働をせざるを得ない状況が続いています。さらに、コロナウィルスの影響で児童労働は増加傾向国際労働機関 ILO ”「COVID-19: Protect children from child labour, now more than ever!」であると言われています。

バングラデシュの少女たちに教育を


バングラデシュで家事使用人として働く少女は数十万人いるとされています。そういった少女たちは、外から目が届かない閉ざされた家の中の仕事をしていることから、雇い主からの暴力や嫌がらせを受けながら労働を強いられているケースが多いといいます。そして、最悪の場合、死に至った事例も報告されているそうです。

そういった子どもたちの家庭は経済的に恵まれておらず、子どもであっても労働力とならないといけない状況です。学校へ通うことのできない子どもも多く、教育の機会や子どもの権利を奪われているのです。

眠っているオモチャでバングラデシュの子どもたちを救える

出典:www.shaplaneer.org

「バングラデシュの家事使用人として働く少女の支援」や「ネパールの洪水の多い地域での防災支援」を行っている特定非営利活動法人のシャプラニールでは、ブックオフコーポレーション株式会社と連携し、不要になったおもちゃ、ゲーム、本、CDなど“モノ”でバングラデシュの子ども支援に活かすキャンペーンを実施しています。

子どもが小さかったころに遊んていて、今は使っていないオモチャや、置き場所に困ったコミック・CDといったものはどこの家庭でもあるのではないでしょうか。子ども本人の同意がないから捨てられない、処分費用がかかるなど、捨てるタイミングや方法に悩んでいるものも多いことでしょう。

このキャンぺーンでは、家庭に眠るモノを捨てるのではなく、寄付金に換金し、その金額がバングラデシュなどで家事使用人として働く少女たちへの支援活動などに役立てられるため、子どもも納得しやすいのではないでしょうか。しかも、ブックオフ社が集荷し、集まった物品を買取って寄付金にしてくれるので無料かつ家にいながら参加が可能!
(※寄付は管理費など活動全体にも使用されます。)

「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」概要


【受付期間】
2020年7月31日(金)まで

【参加・寄付の方法】

①対象物品を集める

②段ボール箱などに梱包する

③キャンペーンサイトより「無料集荷を依頼する」から入力して完了

【対象】
おもちゃ、フィギュア・ドール、書籍・コミック、CD・DVD、ゲーム類、など

【キャンペーン詳細URL、申込フォーム】
申し込みはこちらから!

この不用品で何ができるの?

出典:www.shaplaneer.org

出典:www.shaplaneer.org<支援センターの様子>

●単行本やコミック10冊(約400円)

家事使用人として働く少女たちが読み書きを学ぶ授業を1回開催することができます

●ゲームソフト15本(約1,500円)

家事使用人として働く少女たちが将来の仕事の選択肢を増やすためのミシン研修を1カ月開催することができます

● CD40枚(約3,000円)

家事使用人として働く少女たちが料理を楽しみながら覚えられる料理教室3回分の食材を買うことができます

● DVD20枚(約10,000円)

家事使用人として働く少女たちのための支援センターの部屋を1カ月借りることができます

処分したくてもできないオモチャ、捨て時のわからないものは、このキャンペーンを活用して寄付してはいかがでしょうか。無料&自宅から一歩も出ずに参加可能なので手間も少なく、捨てるわけではないので子どもたちも納得しやすいかもしれません。
ぜひご活用ください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

全力モーション

全力モーション

スポーツ雑誌記者、編集者を経てフリーのライター、編集者になり、夫との事業で映像制作も行っています。

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