「捨てない片づけ」のススメ|「10秒ルール」「アイディアボックス」で、罪悪感なく部屋をすっきりさせる

家族・人間関係

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2021.07.08 更新

家にいる時間が長くなり、家の掃除や整理をする人が増えているようですね。
片付けスイッチが入っているときは「いらない!」と判断して捨ててスッキリ。でも後で後悔したことはありませんか?
今回は「捨てない片付け」をご紹介します。必要ないものを捨てることは大切ですが、捨ててしまった後に同じようなものを買ってしまうとゴミが増えてしまい、無駄な出費にもなります。「捨てない片付けと、その仕組みを作ると、日常の困りごとが解決するかも」というのは、無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。

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捨てない片づけとは?

ミニマリストやシンプルライフといった言葉が流行し、要らないものをどんどん手放している人が増えてきました。でも、捨てて本当に後悔したものはありませんか? 捨てることに対する罪悪感で苦しくなることはありませんか。

捨てる出典:www.canva.com

私は整理収納アドバイザー1級の資格を持っています。片づけに悩む方のお話を聞いていると、捨てることが怖いと感じている方が多いように思いました。

ものは日々増えていきます。その都度手放さなければ、片づいた部屋も散らかっていく一方。だから、捨てるというのは私たちの生活から切り離せない行為です。でも、子どものころから言われてきた「もったいない」という言葉がそれを阻む。

ものとどう向き合っていけば、罪悪感なく、部屋もすっきりさせられるのだろうか。そう考えてたどり着いたのが「(すぐに)捨てない片づけ」という考え方です。

ただし、いくつか大事なことがあります。

まず、とにかくモノが多くて困っている……という方にはおすすめしません

散らかる部屋出典:www.canva.com

少なくとも、今ご自宅にある収納に収まりきっている方向けの内容となります。入り切らないくらいたくさんのモノを持っている場合は、とにかく不要物を捨てていくことが第一です。

では、捨てない片づけのメソッドをご紹介します。

キーワードは「10秒ルール」「アイディアボックス」

キーワードは「10秒ルール」「アイディアボックス」です。

10秒ルール出典:www.canva.com

1.10秒で判断する
捨てるかどうか迷ったら、まずは「10秒間」悩みましょう。使いみちがあるのか、同じようなものを持っていないかなど考えてみてください。

2.答えがでなければ捨てる
10秒悩んでも答えがでなければ、思いきってごみ袋へ。

3.それでも捨てたくないと感じたらボックスへ避難させる
でも! それでもなんとなく「これはもったいない……」と後ろ髪を引かれる思いになるアイテムの場合、「アイディアボックス」に入れましょう。

選ぶ出典:stock.adobe.com

アイディアボックスは、少し大きめの箱です。どんなものでも構いません。ネットショッピングで届いた残りのダンボールだったり、バンカーズボックスのような市販の箱だったり、古いスーツケースだったり。

ここには、今は使いみちが思いつかないけれど、どうしても捨てたくないものを入れます。

このとき、ふせんなどに、捨てようと思った日づけを書いて貼っておいてください。そして、ボックスいっぱいにモノが溜まってしまったら、家族などに頼んで、古いものから捨ててもらいます。もちろん、自分でも捨てられるならそれでも構いません。

4.新しい使いみちを考えよう
ボックスの中身をいっぱいにしないためには、定期的に、新しい使いみちを考えてみましょう。

あるいは、なにか生活する上でプチストレスが出てきたときに、この箱の中身を見てみます。そして、使えそうなものはないか探してみると、思わぬアイディアが生まれてきたりします。

次に、私が実践してきた「捨てない片づけ」の実例をご紹介しましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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