【勝間和代x川村真木子】「幸せな人生」ってどんな人生?未来が不安になったときに思い出してほしいこと

ライフスタイル

2020.08.30

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辛い時はどうする?

川村:勝間さんは辛いことが起きたとき、どう考えていますか?

勝間:ビジネスの考え方と同じです。「辛いことがあっても良いことに繋がるわ」って思っています。辛いことも100%辛いのではなくて、良いことも混じっているものなんですよ。良い面も見つつ、辛いことを無視するのではなく、淡々と辛いことは辛いことと認め、良い方向に持っていく、という感覚です。

川村:私は、すごく辛いことがあったとしても、今までの自分の辛い経験を考えると大したことないと思っています。なので、何があっても自分で復活できるというイメージが自分の中にあるんです。

例えばシングルマザーになった時がそうでした。外資系の企業で、いつ首にされるかわからない厳しい競争社会の中で働いていました。でも常に「これがダメだったら、次はこれやればいいや」ってリスクヘッジを考えていたのです。日本でうまくいかなければ海外に行けばいいやとも思っていました。今いる場所でダメだった場合の、別の場所での幸せパターンをいくつも考えておくのです。だからこそ離婚に踏み出せたっていうのはあると思います。

勝間:確かにリスクヘッジしておくという考え方も重要ですね。

最後にみなさんにお伝えしたいことは、みんな本をもっと読んだほうがいいんじゃないかなってこと。昔から幸福については、例えばアランの幸福論など、たくさん研究されています。しかも結論はだいたい一緒なんです。宗教もほぼ同じことを言っています。例えば他人を助けたりみんなで仲良くしましょうっていうのは、「助ける側」が幸せを感じられるからなんですよね。ボランティアは自分の幸福のためにやるんです。
人間は「誰かを助けられた」ことが幸せに感じる生き物ですから。

辛いことがあれば、信頼している友達に頼っちゃえばいいんです。そうすれば私たちを助けてくれる友達も幸せにできるんですから。

勝間和代さん、川村真木子さんのプロフィール

勝間 和代さん
東京生まれ。3女の母。
経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。23歳で公認会計士試験に合格。監査法人、外資系銀行、大手コンサルティング会社での勤務を経て独立。著書に『勝間式 超ロジカル家事』『ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理』など。最近は家事にも「ロジカルシンキング」を取り入れ簡単でコスパのいい方法を実践している。

川村 真木子さん
奈良県生まれ。一児の母。高校時代に渡米、UCバークレーを卒業する。卒業後、米投資銀行ゴールドマンサックスを経て米大手投資会社に転籍。4万人のフォロワーを抱える社会派インスタグラム@makikokawamura_が人気。

【勝間和代x川村真木子】対談
第1回目:母親になってから窮屈だと感じたことがある人へ
第2回目:あなたが働くことがパートナーのうつ病予防に!?女性の仕事選び
第3回目:ブランクがあっても諦めないで!女性の社会復帰で必要なものは1つ
第4回目:酸いも甘いも経験した2人が語る「楽しく生きるためのたった1つの条件」

 

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