UVカット加工の日傘の寿命は、たったの3年!
紫外線対策&暑さ対策のためにも欠かせない、夏の必須アイテム「日傘」。
前回は、人気日傘ブランド「芦屋ロサブラン」リアルショップ店長の奥村由来さんに、日傘選びのポイントについて教えてもらいました。
お気に入りの1本が見つかったら、なるべく長く同じものを使い続けたいですよね。日傘を使うのは夏だけという方は、なおさらそう感じるかもしれません。
ただ、物によっては、日傘の寿命は意外と短い場合がある、と奥村さんは話します。
「一般的な生地にポリウレタンコーティングなどでUVカット加工を施した日傘の場合、3年ほどでUVカット加工がひび割れします。傘を開け閉めしたり、持ち運ぶときにバッグにあたったりして摩擦が起きて、意外と早く表面の加工が劣化するのです。晴雨兼用の傘は、雨に濡れることでもUVカット効果が減少します。
ひと夏使っただけでも、購入したときに表示されていたほどのUVカット効果はすでにないと思っていただいていいと思います」
日焼け止めの汚れが黄ばみの原因に
では、少しでも長くいい状態を保つにはどうしたらいいのでしょうか?
奥村さんは、「日ごろからのお手入れが大切です」と話します。
「あまり汚れていないという印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、日傘には意外と汚れがついてしまうもの。お出かけ先で汚れがつくこともあれば、玄関に置きっぱなしにしていて、砂ぼこりなどが付着することもあります」
また、意外と盲点なのが、使う人の「手」の汚れです。
「夏は日焼け止めを塗ってから外出するという方も多いと思います。日焼け止めには油分が多く含まれているので、黄ばみの原因になることも。
汚れを長く放置すればするほど、取れにくくなります。長く使うのであれば、日頃からお手入れするのがおすすめです」(奥村さん)
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