食費がかさんで貯金ができない原因
まずは、上記のような食費の平均から、食費の節約が必要なのかを見極めたうえで、貯金ができない原因を考えましょう。
私が考える食費がかさみやすい家計の特徴は以下の通りです。
1)食費について無計画すぎる
例えば、1回の買い物の予算を決めていない方は、食費がかさみやすい傾向にあります。
欲しいものを欲しいだけ買っていては節約などできるはずがありません。
上記の食費の適正額を参考に、家族構成に応じたおおよその予算を目安にした買い物を心がけましょう。
2)在庫管理や整理整頓ができない
冷蔵庫の中に何が残っているのかなどの在庫管理や、整理整頓が苦手な方も、食費がかかりやすい傾向があります。
冷蔵庫や食品を保管する棚などは、できるだけ整理をして、何がどれくらい残っているか見渡せるようにしておきましょう。
3)そもそも買いすぎ、食べ過ぎが多い
そもそも買いすぎや食べ過ぎであることも、食費がかかる原因。
平均体重を大幅に上回っていて、さらに食費も平均以上という場合は、根本的に食べる量が多すぎるということもあります。
適正な食費を保つためには、適正な体重を維持する努力も必要になります。もちろん、食べ盛り育ち盛りの子供の食事は別です。
運動量の多いお子さんがいる場合も多少の食事量の増加はやむを得ませんので、ご自身のご家庭の事情もよく考えましょう。
うちの食費は高すぎる?
テレビや雑誌などで食費が安い方の食生活を見ると、わが家の食費はかかりすぎているのではないか…と心配になってしまう方が多く見られます。
しかし、テレビや雑誌などで取り上げられる極端に食費が安い方には、家族そろって極端な小食、お子さんが小さい、実家から援助がある、外食費を食費に入れておらず食費は安いが外食費は高いなど食費が安いなりの理由があるものです。
今はお子さんが小さく食費が安い方も、お子さんが小学校高学年ごろになると、徐々に食費が高くなっていき、平均値に近づいていくのが普通ですので、お子さんがすでに大きい方はお子さんが小さい方の食費ばかりを参考にするのはやめましょう。
わが家も食べ盛り育ち盛りの子供が3人いますので、食費については節約するのが難しい支出です。
しかし、いくら食費の節約が難しいとは言っても、少なくとも平均以上の金額にはならないように気を付けながら食費を管理していますよ。
食べ盛り育ち盛りの子供たちの食事量を減らすような食費の節約は本当に必要なのかと考える必要もあるのではないでしょうか。
食費の節約は無理のない範囲で、できることから始めましょう。
どうしても食費の節約が難しい場合は、食費以外の支出の節約をすることでも充分節約になりますよ。
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