「冬は体調を崩しやすい」の理由をしっていますか
それにはいくつか理由があります。夏に比べ、冬は寒いため、体を動かしにくくなります。また、日照時間が短くなるため、日が暮れるのも早く「暗い」時間が多くなると言う物理的な条件も。実際「季節性うつ病」という病名があるほど、秋冬になると周期的にうつを発症する人も多くいらっしゃいます。普段から繊細で気分が落ち込みやすい人は、「冬」は特に気をつけたい季節なんです。
うつ病に密接に関わる「ビタミンD」が不足しがちな現代人理由は「美白!?」
今から四半世紀前……アムラー、ガングロギャルとして、日焼けはおしゃれの一つでした。ひと昔前は、日焼けをすることが「かっこいい」「健康」の代名詞だったことは、今30代後半~40代の読者の方は懐かしく思い出されますね。
ですが、日焼けによるデメリットが判明した昨今、日焼けをする人はかなり減少。そして今は美白の時代ですよね。シミやシワを恐れて日光に当たることがすくなくなりました。しかし、この日光浴で得られていた「ビタミンD」が消滅したことで、日本人に「ビタミンD欠乏症」が増加したと言われています。
そしてこのビタミンD不足が、うつ病にとても密接に関わっているという研究結果が出ています。
ビタミンDが足りないなら、サプリで取ればいい。と安易に考えがちですが、手軽に取れる分、つい過剰摂取になりがちに。ビタミンDは摂りすぎると、体に悪影響が出てしまうので注意が必要です。ですが、毎日の食事で摂る分には、3食食べても過剰摂取にはなりにくいため、できるだけ食事で摂ったほうがいいというわけなんです。
きのこで気分の落ち込み、うつ病が予防できる
ビタミンDは含まれる食材が限られていて、きのこ、魚、卵といった一部の食材にしか含まれていません。中でも、きのこにはビタミンDに加えて食物繊維も豊富に含まれており、この食物繊維が神経の多くが集まる「腸」を整えることで気持ちの落ち込みを防ぐ効果が期待されるため、きのこ料理がオススメです。
冬なら、お鍋やスープの具材にすれば、豊富な旨味が溶けだし飽きずにおいしく食べられます。栄養たっぷりの食事は、体も心も豊かにしてくれるので、心が不安定になりがちな人は、ぜひ毎日食べて欲しい食材です。
スープまで楽しめるカレー味のお鍋は子どもにも喜ばれること間違いなし!
ご飯がススム!きのこたっぷりスープカレー鍋
【材料(4人分)】
- マイタケ 100g
- ブナシメジ 100g
- エリンギ 100g
- 豚バラ肉(ブロック) 320g
- じゃがいも 1個
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1本
- キャベツ 1/4個
- ピーマン 2個
- なす 1本
- 【A】水 800ml
- 【A】にんにく(おろし)小さじ1
- 【A】しょうが(おろし)小さじ1
- 【B】水 200ml
- 【B】カレールウ 3かけ
- 【B】カレー粉 お好みで
【つくり方】
- ブナシメジは石づきを切り、マイタケとともに小房に分ける。 エリンギは十字に切れ込みを入れ、手で4等分に割く。
- 豚肉は1.5cm幅に切る。じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま4等分に切る。 玉ねぎはくし切り、にんじんは皮をむき乱切りにする。キャベツは芯を残したままくし切りにする。 ピーマン、なすは縦4等分にし、素揚げしておく。
- 鍋に【A】と豚肉、きのこを入れ火にかける。沸騰したらアクをとり、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キャベツを入れてフタをし、柔らかくなるまで煮込む。
- (3)にピーマン、なすを加え、【B】を加えてルウを溶かし、さっと煮込む。
教えてくれたのは
ホクト株式会社 営業本部 営業企画課
管理栄養士 中村 愛香さん
「きのこで もっと あなたの暮らしを いきいきと」をテーマにした、HOKTO(株)が運営するコミュニティサイト「きのこらぼ」。きのこの栄養やレシピだけでなく、きのこを通して季節ごとの健康や美容の悩みを解決する情報を発信中。
提供元:きのこらぼ(HOKTO)
TEXT:池田ゆき
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