ウイルスは乾燥が大好き
冬の健康を守るために最も重要なキーワードとなるのが「乾燥対策」です。冬は季節風の関係で空気が乾き、さらに暖房を使うことで、さらに乾燥が加速します。 今年は特に新型コロナウィルスの影響から、換気をまめにする事が増えたため、室内や公共交通機関内の空気がより乾燥しやすい状況になっています。
ウイルスは、冬場の乾燥した空気を好みます。湿度が高いと、ウイルスはすぐに地面に落下してしまいますが、湿度が下がるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、空気中を長い時間漂うことになるのです。咳やくしゃみによって漂ったウイルスを近くにいる人が吸い込むことで鼻や喉から感染して、症状が出始めます。また、空気が乾燥によって、そもそも喉の粘膜も乾燥して炎症をおこしやすく、防御する力が衰えているのも重なり、病気の流行に繋がります。
水分補給を怠っていませんか?
マスクを常時つけていることで、吐いた息がマスクの中に充満し、なんとなく口周りが潤っている感覚になりますが、これで加湿していることにはなりません。しっかりと水分補給をして、喉をうるおさなければなりません。
「身体の中の水分が失われる」と聞いて多くの人がイメージするのは、「汗をかいたとき」ではないでしょうか。でも、じつは呼吸をしているだけでも、水分は奪われているそうです。なんとなく口周りに湿気を感じているからといって、水分をとらないでいると、喉がカラカラになり、ウイルスから身を守る防御力が下がってしまいます
唾液力アップで防御力アップ!
水分補給のほかに、喉を乾燥から守るのに大切なことの一つが「唾液の分泌力」を高めることです。ストレスを感じたり、緊張すると分泌量が減ってしまう唾液。簡単にのどのうるおい不足を助ける方法を活用して、唾液力アップを目指しましょう。
押すだけ『唾液腺マッサージ』
なんとなくのどが乾燥しているな~と思ったときに おすすめなのが「唾液腺マッサージ」 耳下、顎下、舌下の3つのポイントを指で押すだけです。ちょっとした休憩時間に手軽にできて、 唾液分泌を手助けをしてくれます。
- 耳下腺マッサージ
四本指を耳たぶの下あたりに当てて、後ろから前へグルグル回すように押す。 - 顎下腺マッサージ
親指を顎の骨の内側の柔らかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5か所くらいを順番に押す。 - 舌下腺マッサージ
両手の親指を揃え、顎の真下から、舌を突き上げるように、グッと押す。
のど・鼻にあったか蒸気を!
●めぐりズム「蒸気でホットうるおいマスク」
風邪や乾燥対策に気をつけたいこの冬は、水分補給、唾液力アップマッサージなどの対策にプラスして、蒸気が出るマスクで喉や鼻に蒸気のうるおいを与えてディフェンス力を高めるのもおすすめ。蒸気が出るマスクでマスク内にうるおいを与えるのもおすすめ。開封するだけで温まり蒸気がでて、快適温度約40℃の蒸気が約15分続きます。
発熱後も、普通のマスクと同じように使えるので、就寝時のほかにも、通勤・通学、お仕事中にも手軽に使えて便利。呼吸がラクな立体形状、ソフトな耳かけで耳への負担を考えられているのも嬉しいポイントです。
<使い方>
- 袋からマスクを取り出す ※開封すると、すぐに温かくなります。
- マスクを図の矢印側から開く。
- 口元にあて、耳かけをかける。
マスクで肌も乾燥しちゃう!?
【美容皮膚科医が教える正しいスキンケア】マスクは?紫外線は?秋冬の肌トラブルのもとは間違った知識にあり!で専門家はマスクをし続けることは、けっして保湿にはならず「むしろ乾燥するので、つけっぱなしはNG!」ときっぱり。肌に常に密着しており、汗によって細菌が増えることがあったり、摩擦も引き起こします。ダメージを受けた皮膚のまま、マスクをとってしまうと急激にに水分が蒸発。一気に乾燥が加速し、ひりひり痛みを引き起こすことにもなります。マスクは外してもよい環境であれば外して、必要なときに清潔なマスクを装着するのがよいそうです。
マスクで覆われている唇や頬は、とくに皮脂腺が少ないため皮脂の分泌量も少なく乾燥しやすいゾーン。摩擦によりバリア機能が破壊されると肌は乾燥しやすくなるので、しっかりとしたケアが必要です。
朝晩のスキンケアにプラスして、室内であれば、加湿器を導入して肌を乾燥から守りましょう。
感染症対策として換気は欠かせませんが、室内の空気が乾燥してしまったり、一気に室温が下がり寒くなってしまうのが冬の困りごと。乾燥することで、さまざまな病気にかかるリスクが増し、私たちの身体の防御力も下がってしまいます。まずは、手洗い・うがい、消毒を徹底し、水分の補給でつねに喉を潤して、感染しない努力を怠らないこと。そして常日頃から唾液力を高めておくことも大切です。加湿器を導入することは、肌対策にも健康の維持にも有効です。ぜひ、この冬の健康をしっかり守っていきましょう。
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