知られざる【ヤーコン】の魅力。最強の作り置き「重ね煮」で食べるヤーコン

料理・グルメ

 ヤーコン

2021.01.30

自然食研究科の山田直です。 今週はちょっと珍しいかもしれない食材、ヤーコンの重ね煮をご紹介します。

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奇跡の野菜と呼ばれる「ヤーコン」

ヤーコンという野菜を知っていますか。

生でも食べれて、シャキシャキと梨のような食感。そして砂糖きびをかじったのよう甘さが特徴です。
その秘密は、たっぷりと含んでいるフラクトオリゴ糖。低カロリーで虫歯になりにくく、乳酸菌の餌となります。そのため整腸作用にも優れ、腸内環境の改善、ダイエット効果が見込めます。抗酸化物質であるポリフェノールも豊富に含み、発がん予防、老化防止も期待できるなど栄養効能満点です。

※参考:日本ヤーコン協会

ヤーコンさつまいものような外観のヤーコン

ヤーコン切ると瑞々しい梨のように

ヤーコン千切りだけでも美味しいサラダになります。

今回はこのヤーコンをぞんぶんに楽しめる重ね煮のご紹介です。

ヤーコンをあじわう!基本の重ね煮

ヤーコンの重ね煮

【材料】

  • にんじん‥‥‥…     80g   細めの千切り
  • 玉ねぎ……………150g  千切り
  • ヤーコン……‥‥   300g   千切り
  • きのこ‥‥‥‥‥‥    150g    2.3mmスライス (えのきは4cm幅ぐらいでカットしてほぐす)
  • 差水‥‥‥‥‥‥  50cc

 ※しいたけ・えのき・エリンギ・しめじなど、何種類か混ぜると味わいが増します。

【作り方】

  1. 鍋底に塩をひとつまみ振り、きのこ→ヤーコン→にんじん→ごぼうの順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。
  2. 差水をしてから蓋を閉め、極弱火にかける。
  3. 良い香りが立ってきて、にんじんがある程度柔らかくなったらそっとかき混ぜて出来上がり。
  4. タッパーなどに移して冷まし、冷蔵庫で保存する。※3~5日くらい保存可能です。
     

美味しくするワンポイント

ヤーコン

ヤーコンは皮ごと美味しく食べれますが、食感など気になる方は軽くむいて使ってください。

ヤーコン重ね煮アレンジ1:きんぴら

ヤーコン

【材料2人分】

  • 重ね煮‥‥‥‥‥‥ 300g
  • ねぎ‥‥‥‥‥‥‥  小1本 細め斜め切り
  • ごま油‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
  • しょうゆ‥‥‥‥‥小さじ2~3


【作り方】

  1. ごま油で重ね煮を軽く炒めます。
  2. しょうゆを2回に分けて流し入れ、よく炒め合わせます。
  3. ねぎを入れたら火を止め、よくかき混ぜて出来上がり。

ヤーコンのきんぴらをアレンジして…エスニックサラダ

ヤーコン

【材料2人分】

  • ヤーコンの重ね煮きんぴら‥‥100g
  • 苦めの野菜‥‥‥‥‥‥‥‥‥適量をちぎる 
  • こしょう
  • レモン‥‥‥‥適量

※水菜・ルッコラ・わさび菜など、何種類か混ぜるとより美味しく頂けます。


【作り方】

  1. ヤーコンの重ね煮きんぴらに、4cm位にちぎった野菜をふわりと混ぜ合わせます。
  2. お皿に盛り、胡椒を振り、レモンを絞ってさっぱりと頂きます。
     

ヤーコンの重ね煮アレンジ2:ヤーコンの重ね煮かき揚げ

ヤーコン

さっと揚げるだけでかき揚げに。フライパンで焼いておやきにも出来ます。

【材料2人分】

  • ヤーコンの重ね煮きんぴら‥‥100g

(揚げ衣)

  • 薄力粉‥‥‥大さじ2
  • 片栗粉‥‥‥小さじ1
  • 水‥‥‥‥‥  大さじ2と1/2
     
  • サラダ油


【作り方】

  1. 揚げ衣を混ぜて作っておきます。
  2. ヤーコンの重ね煮きんぴらを50gずつ①へ入れ,軽く混ぜます。
  3. 170°の油で2分くらい、表面がサクサクになるまで両面揚げていきます。※
  4. よく油を切って、どんぶりや蕎麦、うどんなどに入れて頂きます。


※重ね煮ですでに具材に火は入っているので、薄くパリッと揚げたらOKです。味もしっかりついているのでそのまま頂けます。揚げるのが面倒な方は、フライパンでお焼きのようにして焼くこともできます。

ごぼう、レンコンを差し置いて……きんぴらにはヤーコンが一番!

僕が一番美味しいなと感じる野菜きんぴらはヤーコンです。本当に知らないと損なくらい優秀な食材です。まずは生でスライスしてかじってみてください。瑞々しさと甘みにびっくりすると思います。そのままサラダに入れても美味しいです。だから味付けもシンプルで十分。

寒い季節に心身をほっこり緩める甘さのヤーコンを、是非試してみてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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