今週の旬のお野菜:小松菜
小松菜は、寒さに強く、霜が降りた後の方が甘味が増し、葉も柔らかくなって美味しくなります。ビタミン・ミネラル・カルシウムも豊富で、免疫力のアップも期待できます。重ね煮をしても美味しい味が出ますが、シャキシャキした食感が落ちてしまうので、後から合わせることをお勧めします。
お正月で疲れた胃を、甘い小松菜と重ね煮の料理でゆっくり休めてくださいね。
基本の重ね煮 作り方
【材料】
- にんじん‥‥‥ 80g 細めの千切り
- 玉ねぎ‥‥ 200g 千切り
- きのこ‥‥‥‥ 100g 2.3mmスライス※(えのきは4cm幅ぐらいでカットしてほぐす)
※しいたけ・えのき・エリンギ・しめじなど、何種類か混ぜると味わいが増します。 - 差水‥‥‥‥‥‥ 50cc
【作り方】
- 鍋底に塩をひとつまみ振り、きのこ→玉ねぎ→にんじん→の順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。
- 差水をしてから蓋を閉め、極弱火にかける。
- 良い香りが立ってきて、にんじんがある程度柔らかくなったらそっとかき混ぜて出来上がり。
- タッパーなどに移して冷まし、冷蔵庫で保存する。※3~5日くらい保存可能です。
美味しくするワンポイント
保存容器の底にたまっている汁が重ね煮野菜の旨味エキスです。よくかき混ぜて重ね煮に絡めて使う事により、少ない調味量で味が決まります。
重ね煮小松菜アレンジ1:卵とじ
小松菜と重ね煮の甘味がいい出汁になります。ちくわが無くても美味しくいただけます。
【材料2~3人分】
- 重ね煮‥‥‥‥‥‥150g
- 小松菜‥‥‥‥‥‥100g 3~4cm幅カット
- ちくわ‥‥‥‥‥‥1本 斜めスライス
- 卵‥‥‥‥‥‥‥‥ 2個
- ごま油‥‥‥‥‥‥ 小さじ1
- 七味唐辛子‥‥‥‥‥少々
(調味料)
- しょうゆ‥‥‥‥‥大さじ1
- みりん‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
- 酒‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
- 水‥‥‥‥‥‥‥‥ 150ml
【作り方】
- フライパンにごま油を引き、ちくわを軽く炒める。
- 調味料を入れ、煮立ったら重ね煮、小松菜を入れ中弱火で3分程煮込む。
- 味が馴染んだら卵を溶いて流し入れ、とじて仕上げ、お好みで七味唐辛子を振って出来上がり。
重ね煮小松菜アレンジ2:炒り豆腐
小松菜と重ね煮の旨味を豆腐にさっと染み込ませます。冷めても美味しい、ご飯がすすむ一品です。
【材料2~3人分】
- 重ね煮‥‥‥‥‥‥150g
- 木綿豆腐‥‥‥‥‥1丁 水を切っておく
- 小松菜‥‥‥‥‥‥100g
- ごま油‥‥‥‥‥‥大さじ1
- こしょう‥‥‥‥‥少々
(調味料)
- しょうゆ‥‥‥‥‥大さじ1
- みりん‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
- 酒‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
- 水‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
【作り方】
- フライパンにごま油を引き、重ね煮と小松菜を軽く炒める。
(炒め過ぎると小松菜の食感が落ちてしまいます。) - 木綿豆腐を入れ、ヘラで食べやすい大きさに崩しながら炒める。
- 調味料を入れ、強火で煮飛ばしながらさらに炒める。
- 汁気が無くなってきたら火を止め、こしょうを振って出来上がり。
重ね煮小松菜アレンジ3:小松菜の和え物
小松菜の甘さをダイレクトに頂きます。さっと出来る。バランスの取れた副菜に。
【材料】
- 小松菜‥‥‥‥‥‥適量
- 重ね煮‥‥‥‥‥‥茹でた小松菜の1/2量
- ポン酢‥‥‥‥‥‥適量
- ゆず皮‥‥‥‥‥‥適量
【作り方】
- 小松菜を塩水で1分半ほど茹で、ざるで冷まします。
- 小松菜を軽く絞り水を切って、その重さの半分量の重ね煮と混ぜ合わせます。
(小松菜100gなら重ね煮50g) - ポン酢を適量かけ、刻んだゆず皮をのせていただきます。お好みでかつお節をかけても美味しいです。
冷蔵庫に重ね煮があれば安心!ラクチン!
基本の重ね煮と小松菜はとても相性が良いので、味噌汁などにもぜひ使ってみてください。仕上げに小松菜を入れて2、3分蓋をして蒸すだけでシャキシャキ甘い味噌汁になります。旬の葉物を取り入れて、寒くて硬くなっている心身に少しの軽さ、穏やかさを与えていきましょう。
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