重ね煮のおさらい
重ね煮とはひとつの鍋の中でたくさんの野菜を重ねてベースを作り、それを使っていろんな料理を簡単に作ろうという調理法のこと。
作った重ね煮はタッパーに入れて冷蔵庫で5日ほど保存が可能です。
とうもろこしとナスの重ね煮
身体の熱を逃がしてくれるナスは、焼いても、揚げても、冷やしても使える夏の万能食材。重ね煮にすることで、さらに使いやすくさっと調理できます。
【材料】
人参・・・・・・・・・100g 細い千切り
玉ねぎ・・・・・・・・150g 5mmスライス
とうもろこし・・・・・1本(150~200g) 包丁でそぎ落とし
ナス・・・・・・・・・300g 縦4等分 4cmカット
きのこ・・・・・・・・スライス
【作り方】
①基本の重ね煮を参考に、上記の順番で重ね煮をしていきます。
②いい香りが立って、人参に火が入ったら出来上がり。
③タッパーに入れて、冷めたら冷蔵庫で保管する。
美味しくするワンポイント
ナスは余熱で火がどんどん入り崩れていきますので、重ね煮が終わったらタッパー等にうつして早めに冷ましましょう。
重ね煮アレンジ① ピリ辛みそ炒め
【材料2人分】
とうもろこしとナスの重ね煮・・・200g
厚揚げ・・・・・・・・・・・・・150g
(調味料)
みそ・・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
酒・・・・・大さじ1
しょうゆ・・小さじ1
豆板醤・・・小さじ1/4
ごま油・・・大さじ1
にんにく・・ひとかけ みじん切り
しょうが・・にんにくと同量 みじん切り
酒・・・・・大さじ1
【作り方】
①調味料をよく合わせておく。
②フライパンにゴマ油を引き、にんにくとしょうがを弱火で炒め、いい香りがしてきたら酒をいれる。
③厚揚げを色よく両面焼き、重ね煮を入れてさらに炒める。
④調味料を入れ、強火でさっと炒めて出来上がり。
重ね煮アレンジ② 冷や浸し
【材料2人分】
とうもろこしとナスの重ね煮・・・100g
めんつゆ・・・50ml
しょうが・・・3g すりおろし
しそ・みょうが・・・お好みで
【作り方】
①めんつゆにしょうが入れる。
②重ね煮に①を入れて混ぜ、冷蔵庫でしばらく浸み込ませる。
③お好みでしそ、みょうがを和えていただく。
重ね煮アレンジ③ かき揚
【材料2枚分】
とうもろこしとナスの重ね煮・・・200g
小麦粉・・・大さじ1
片栗粉・・・大さじ1
サラダ油・・・適量
【作り方】
①ボウルに重ね煮と小麦粉・片栗粉を入れ、ざっくり3、4回かき混ぜる。
(混ぜすぎるとグルテンが出て、粘りが出ます)
②①をお玉などに入れ、170位℃の油に入れる。
③固まってきたら、反対面も色よく上げる。
野菜の嫌いでも食べられる。おいしくて体にも嬉しい重ね煮を楽しんで!
重ね煮から美味しい野菜のエキスが出るので、かき揚もその水分を使って粉だけで出来ます。特にとうもろこしが入るとエキスに甘みと旨みが加わり、ナスの淡白な味が引き立ちますね。
夏の重ね煮は、シンプルな調理でも素材の味をよく感じられます。さっと冷蔵庫から取り出し、思い思いの夏のアレンジを楽しんでみてくださいね。
山田 直
ヨガ講師・自然食料理人。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。
現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。
Instagram@hituji_nao
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。