片付けに対する理想やこだわりを持つことを『やめた』
以前の私は、SNSや雑誌に載っている素敵な収納術を見ると、素敵だな~と思う反面、私にはこんなにきれいな状態はきっと保てないな……と落ち込んでしまっていました。
片付いてスッキリ素敵なおうちにしたい! という理想と、美収納でなければいけない! というこだわりに苦しんでいたんです。それでも自分なりに家の中を整えていくうちに、理想はあくまでも理想で、今の自分と家族が使いやすい収納を目指せばいいんだと思えるようになり、気持がラクになりました。
片付けに対するハードルが下がったことで、ラクに片付けができるようになりました。片付けに対する理想やこだわりを持つことを『やめた』ことで、スッと気持がラクになり、かえって理想に一歩近づけたような気がします。
よく使うモノをしまい込むのを『やめた』
収納を考える時、使用頻度でモノを分けると片付けはしやすくなります。よく使う1軍のモノ、時々使う2軍のモノ、たまに使う3軍のモノという風に、使用頻度でモノを分けてよく使う1軍のモノから、使いやすい場所に収めていくと片付けがしやすくなります。よく使う1軍のモノは、しまい込まずに出しっぱなしでもOK!
しまい込む収納は見た目はスッキリ整うかもしれませんが、よく使うのであれば出し入れが面倒と感じるもの。よく使うモノは使いやすい収納であることが大切です。見た目の良さより、使いやすさを考えて収納を考えると、片付けはどんどん簡単になっていきます。
あったらいいなと思うモノを買うのを『やめた』
世の中には、素敵なモノ、便利なモノがたくさんあり、こんな調理器具があったら便利だな、こんな素敵なインテリアグッズがあったら、おしゃれな空間になるかなとついつい妄想してしまいます。でも、『あったらいいな』と思うモノは『なくてもいい』モノであることがほとんどです。本当に必要なモノだけを手元に置くことを意識するだけで、空間はスッキリして、片付けもしやすくなります。
収納スペースの余白を埋めるのを『やめた』
押し入れや棚などの収納スペースの余白を埋めようと、躍起になっていませんか?収納は余白のあるゆとり収納のほうが、いろんな変化に対応できます。収納ケースをはめ込んだはいいものの、しまうモノがないなんて本末転倒です。余白を埋めるのではなく、風通しのいい余白のある暮らしを楽しみましょう。
片付けは手段であって目的ではありません。いろんな方の片付けのお悩みを伺っていると、片付けることが目的になってしまって苦しんでいる方が多いと感じます。○○すべき!○○しなければならない!という思い込みを捨てて、片付けに取り組んでみると、片付けを複雑にしている事柄が見えてくるかもしれません。今回ご紹介したわたしがやめた4つのことが、自分と家族が、もっとラクに心地よく過ごせるにはどうしたらいいかな?と考え直すヒントになりましたら幸いです。
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