犬や猫にもトラウマはある
先日、宮城と福島を中心とした大きな地震がありましたが、仙台に住んでいる我が家も震度5強の大きな揺れに見舞われました。
我が家には猫が1匹いるのですが、ひどく怖がってしまい大きな揺れの後はしばらくゲージに閉じこもったまま出てきませんでした。
ゲージから出てきた後も大きな音や小さな揺れに過敏に反応し隠れるようになり、大きな揺れがあった時間にいた寝室は今でも「怖い」と思っているようで一切入らなくなりました。
犬や猫などのペットも私たちと同じようにトラウマがあることを理解し、しっかりと受け止めてあげるように心がけましょう。
ペットにできる心のケア 1:飼い主が落ち着くこと
犬や猫は飼い主の感情を感じ取るのがとても上手です。飼い主が不安に思っているときにはペットにもその不安がうつってしまうのはごく当然のこと。
飼い主側も怖い思いをしたかもしれませんが、まずは飼い主が落ち着いて行動することを心がけましょう。
ペットにできる心のケア 2:ペットにしっかり寄り添う
犬や猫は当然ですが“地震がなぜ起こるのか”を知りません。
ですので人間以上に不安な気持ちが大きいですし、中には「飼い主が怒って地震を起こしている」と勘違いしている子もいるでしょう。
地震などペットが怖がることが起こった時には、「大丈夫だよ」と優しく寄り添ってあげてください。どんなに小さな揺れでもしっかりと寄り添い、安心させてくださいね。
揺れがおさまってもすぐに立ち去るのではなく、時間が許せばしばらく側にいて撫でてあげるようにしましょう。
ペットにできる心のケア 3:しばらく強く叱るのは避ける
普段であればペットが悪いことをすれば叱るというのは飼い主の義務であり愛情でもあります。
しかし、地震などの災害のあとはペットも飼い主同様に大きなストレスがかかっている状態です。
大きなストレスがかかっているときに叱ってしまうと、さらにストレスは増してしまいますし、叱ったところで学習する余裕もありません。
地震などの後しばらくは「多少の粗相は仕方がない」と割り切って、ペットが何かしても強く叱ることはできるだけ避けましょう。
地震などのあとに怖がるペットに対して必要なのは“ペットに安心できる場所を与えること”です。
そして、その安心できる場所とは“飼い主自身”なのだということを常に心に留めておきましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。