【スマホ料金プラン乗換ガイド3】月額料金が安くなる裏ワザ&プロが考えるおすすめ料金プランを公開!

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 スマホ料金を考えよう

2021.04.10

この春、大手三大キャリアの値下げを皮切りに、すでに安かったMVNO(通称・格安スマホ)までも値下げし、今まさに「通信事業者の乗換え時」を迎えています。第3弾となる今回も引き続き、ケータイジャーナリストの石野純也さんに「より安くつくプラン」の裏ワザや、総合的におすすめしたい4社などを伺いました。

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もくじ

価格重視の人はコレ!
エリアがOKなら楽天モバイル
格安スマホ・サブブランドの中で注目はコレ!
裏ワザ! eSIMの可能性は無限大
eSIMとは?
IIJmioのeSIMプランに注目!
便利な使い方1:スマホ1台なのに2台持ち⁉︎
便利な使い方2:使いすぎたときの調整にも便利
便利な使い方3:パソコンやタブレットに使える
【エリアが心配な楽天モバイルを副回線でお試しもあり!】
4Gで充分⁉︎ 5Gはマストではない!
音声通話のプランの選び方
専門家 石野さんのオススメ
大手キャリア:テザリングも無制限のドコモ
サブブランド:一人から安いUQモバイル
オンライン専用プラン:POVOは独自のトッピング!
格安スマホ:nuroモバイル・IIJmio
今回教えてくれたのは…石野純也さん

第1弾では乗換前にチェックしたいポイントを確認、第2弾では、生活スタイルや家族構成による料金のプラン選びについて掘り下げてきました。第3弾は「より安くつくプラン」の裏ワザや総合的におすすめしたい4社をご紹介します。

価格重視の人はコレ!

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エリアがOKなら楽天モバイル

Rakuten UN-LIMIT VI   3278円(通信無制限の場合)

石野さんが安さにこだわったプランとしておすすめするのが前回もご紹介した楽天モバイル。第4のキャリアとして台頭し、通信し放題でありながら3大キャリアの半額以下。しかも1GBまでなら毎月0円という驚きのプランです。
ただ、注意したいのが自分の生活しているエリアの確認です。楽天自前の基地局をぞくぞくと増やしているところですが、まだまだ新しいキャリアということもあって、3大キャリアの通信網にはかないません。無制限に使用ができるのは楽天回線エリアに限られ、エリア外になると、パートナー回線(au)に切り替わり、データ容量が5GB/月に制限されてしまうので注意が必要です。エリアの確認を忘れずにしましょう!
たとえ5GBに制限されたとしても2178円、3GBまでであれば1078円という業界最安級の価格なので、とにかく価格を抑えたい場合は楽天モバイルを選択肢にしてみては。

格安スマホ・サブブランドの中で注目はコレ!

自宅にWi-Fi環境がある場合、2~5GBの間の通信量でことたりる人がほとんどで、格安スマホの契約者の中でもっともニーズがあるのも3GBや5GBプラン。注目の格安スマホのプランをご紹介します。

【音声通話つきSIM 3GB~5GBで注目のプラン】
nuroモバイル   3GBプラン   792円
IIJmio       4GBプラン 1078円
エキサイトモバイル 3GBプラン 1210円
イオンモバイル   3GBプラン 1298円
BIGLOBEモバイル 3GBプラン 1320円(特典:半年間440円
mineo       5GBプラン 1518円(2021年5月31日までの申し込みで3か月間330円

ここに紹介したプランはごく一部で、時期によっては驚くような値引きがあったり、キャンペーンや新規契約特典をつけているケースが多いので、ぜひこまめに各社のサイトを比較、チェックしてみましょう。

裏ワザ! eSIMの可能性は無限大

eSIMとは?

本来スマホのSIMカードは端末に挿入して使うのに対し、eSIMはカードそのものがありません。スマホに内蔵された本体一体型のSIMです。物理的なSIMカードの到着を待たなくていいので、通信事業者のウェブサイトから通信プランを契約したあと、スマホにプロファイルをダウンロードすれば、その場ですぐに契約したい通信プランを使えるようになります。日本におけるeSIMのサービスは、発展途上といった状況ですが、格安スマホのIIJmioと第4のキャリア・楽天モバイルが力を入れています。

eSIMの便利な例として一般的なのが海外渡航時です。従来は、渡航先の通信プランを利用するためには、現地の空港や日本の空港でプリペイドSIMをあらかじめ購入したり、事前にネットで海外用のプリペイドSIMカードを購入し、取り寄せておかなくてはなりませんでした。
しかし、eSIM対応のスマホがあれば、Webサイトなどから時間や場所を問わずに購入可能。設定さえスムーズに行えれば、海外での通信手段を簡単に確保できて大変便利です。

※対応端末の一例
iPhoneシリーズでは、iPhone XS以降のモデルやiPhone SE(第2世代)がeSIM対応。
Andoidでは、Google Pixelシリーズの「Pixel 4」以降がeSIM対応。その他、OPPOやHUAWEI、AQUOSの一部機種も対応。逆にeSIM限定端末もあるので注意が必要。

IIJmioのeSIMプランに注目!

日本でいち早くeSIMのサービスを開始したのがIIJmio。IIJmioのeSIMサービスは、データ通信限定ですが、大手キャリアから乗り換えることなく、月額料金を節約することができるのが最大のメリットです。なんといっても、2GBで400円という破格の値段は魅力的。使い方を工夫することで、便利に使える技を石野さんが教えてくれました。
 

便利な使い方1:スマホ1台なのに2台持ち⁉︎

 

携帯出典:stock.adobe.com

IIJmioのeSIMは音声通話なしのデータ通信のみの契約のため、副回線としての使い方がおすすめ。つまり、主回線の大手キャリアでは音声通話つきの低容量帯プランに設定し、副回線にIIJmioのeSIMプランを契約すれば、価格がぐっと抑えられます。従来の2台持ちのイメージです。使うスマホが1台で済むのも嬉しいポイント。
大手キャリアの家族割などの割引プランに入っていて、契約を乗換えると家族全員に影響がある場合や、キャリアメールアドレスを継続して使いたい人には非常に便利です。

便利な使い方2:使いすぎたときの調整にも便利

月々のデータ容量を使い切った場合のデータ追加料は思った以上に高くつきます。データ量の残りがピンチのときに活用したいのがIIJmioのeSIM。1GB単位(330円~)で利用できるので大変お買い得。使いたいときにサクッとネットから契約できて、安心です。

便利な使い方3:パソコンやタブレットに使える

もともと音声通話をしないデバイスにもおすすめ。eSIM対応のパソコンやタブレットがあれば、Wi-Fiやテザリング不要。自宅にいても外出先でも、持っているデバイスがスマホ同様にネットに接続ができるようになります。

【エリアが心配な楽天モバイルを副回線でお試しもあり!】

楽天モバイルを使ってみたいけれど、自分の住んでいるエリアが楽天回線エリアに対応しているのか心配な方は、楽天モバイルをeSIMで契約し、副回線でお試しするのがいいでしょう。万が一のときは、これまでの契約先である主回線に切り替えられるので「通信ができない、つながらない」といった心配がありません。

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