片側噛みとは?
「片側噛み」とは、食事のときに毎回同じ側の顎で食べ物を噛んでしまうことを言います。長期間続けると、顔や全身にさまざまな影響が出てきてしまいます。では実際どんな影響が出てしまうのでしょうか?
どんな影響があるの?
長期間同じ側だけで食べ物を噛み続けることででる影響。
- 噛んでいる方の筋肉だけが鍛えられて頬がぴんと張り、逆側の筋肉が緩んでほうれい線が目立つようになる。
- 目や口の高さが左右非対称になる。
- 噛み合わせが悪くなって顎がカクカクいうようになる。
- 顎の痛みが出る(顎関節症)。
- さらに全身の凝りや疲れ、姿勢の崩れにもつながる。
「片側噛み」を続けることで、これだけの影響が体にでてしまうのです。では、「片側噛み」の対策をご紹介します。
どうやって治せばいいの?
<ステップ1>
まず自分が食事をする時どちらで噛んでいることが多いか、食事の時の噛み癖を意識して見直してみましょう。
<ステップ2>
虫歯が原因で片側噛みになっているなら、虫歯を治して両顎で噛めるようにしましょう。また食べる時は意識的に左右均等に噛むようにしましょう。顎を大きく動かすことで片側噛みを防ぎやすくなります。
また、キシリトール入りのガムを、噛み癖のある顎に1個、逆の顎に2個入れて、顎を小刻みに連続して動かすことで噛み癖を少しずつ治して行くことができます。
無意識に身についてしまった片側噛みの癖が顔や全身に影響を及ぼしてしまうなんて怖いですね。でも根気よく片側噛みを治すことで、少しずつ顔の歪みが整い、顎や全身の不調が改善されるかもしれません。片側噛みの癖がある皆さん、噛み癖を治して体の不調を整えてみませんか?