ついついやっちゃう？腰痛を「悪化させる習慣」

腰痛の原因はさまざまです。椎間板ヘルニアなど原因がはっきりした場合もありますが、それは全体のおよそ15%*。それ以外の85%の腰痛は、原因不明の腰痛といわれています。
この原因不明の腰痛は、筋肉疲労やからだの歪み、生活習慣に大きく影響を受けています。
そんな皆さんの腰痛悪化の原因かもしれない、代表的な習慣をいくつかご紹介します。

＊参考：厚生労働省｜介護業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ　第2章腰痛はなぜ起こるのか

腰痛悪化の原因になる習慣1：長時間同じ姿勢をとる

仕事で立ちっぱなし、あるいは座りっぱなし、そして休日は外出自粛でずっと寝ている……。こんな生活習慣も、腰痛悪化の原因といわれています。
仕事がテレワークに切り替わり、自宅で長時間にわたり同じ姿勢で過ごすようになった方がも多いのではないでしょうか？
同じ姿勢を長く続けていると、腰周りの筋肉が常に緊張した状態になります。
その緊張が疲れや血行不良を起こし、腰の痛みとして表れるのです。

腰痛悪化の原因になる習慣2：からだを冷やす

冬の寒い日に、からだの痛みが悪化した経験がある方も多いのではないでしょうか？
寒さを感じるとからだの血管はギュッと縮みます。
血管が縮むことで血液の循環が悪くなり、筋肉が硬直することで腰痛を引き起こします。
お風呂で温まるとラクになる腰痛は、冷えが原因で起きているかもしれません。

腰痛悪化の原因になる習慣3：ストレスをためる

最近増えているといわれるのが、ストレスによる慢性的な腰痛です。
日常的なストレスは、痛みを制御している脳内物質の、働きのバランスを崩します。
結果として、痛みを抑える脳のシステムがうまく働かなくなり、私たちは強い痛みを感じます。ストレスをためることで、普段なら感じない痛みを感じることもあるのです。そして、その痛みがさらにストレスになる……という悪循環になることもあります。