今すぐ試したい!腰痛を「やわらげる習慣」
習慣的に続けることで腰痛をやわらげる効果が期待できる方法をいくつかご紹介します。
腰周りをほぐす!簡単ストレッチ
長時間、同じ姿勢でいることは、腰痛を悪化させる原因になると説明しました。
その中でもとくに、座りっぱなしの姿勢は腰に負担をかけやすいといわれています。
腰周りやお尻を伸ばすストレッチは、血流を良くして筋肉の緊張をほぐすのに有効です。
今回は、デスクワークの合間に座ったままできる簡単なストレッチをご紹介します。
【お尻周りの筋肉のストレッチ】
- イスに座る
- 片方の太ももに反対側の足のくるぶしを乗せる
- 息を吐きながら、からだを前に倒す
- 足を乗せた側のお尻の筋肉が伸びていることを感じて、15秒〜20秒キープ!
- 反対側も同じように行う。
【腰をひねるストレッチ】
- イスに座った状態で、背筋を伸ばす
- 背筋を伸ばした状態で、ゆっくりと腰をひねる。この時に片方の手で、手と反対側のももの外側を掴むと、よりしっかりと腰周りをほぐすことができます。
- そのまま15〜20秒姿勢をキープ
- 反対側も同様に行う
腰痛改善に効くツボを刺激!
ストレッチ以外にも、手軽にできるツボ押しもぜひ試してみてください。
ポイントは、いた気持ちいいくらいの強さで刺激すること。
どちらも座ったまま押すことができます。
ちょっとしたスキマ時間を利用して試してみてください。
【委中】
両膝の裏側にあるツボです。
手の両中指を膝裏の中心にあて、親指を膝の前側にくるように膝を包みます。
気持ちいいと感じるところを探りつつ、ゆっくり中指に力を入れて3秒ほど刺激します。
これを2〜3回繰り返します。
【腰痛点穴】
続いてはなんと手のツボ!
腰痛点穴は左右二つずつ、全部で四つのツボからなります。
手の甲の「人差し指と中指」及び「薬指と小指」のそれぞれの交差点から、骨間を感じながら手首の方へ降りて、指が止まるところ。
指のツボならお仕事の合間にも手軽に押せますね!
漢方薬をのむ
日常生活でできることにプラスして、漢方薬の力を借りてみることもひとつの方法です。
漢方薬は自然由来の医薬品として、腰痛だけでなく、関節痛、神経痛、しびれなどの症状にも効果が認められており、からだの内側から改善を目的としています。
また、繰り返す腰痛に悩まされない体質作りも可能です。
〈腰痛に悩む方におすすめの漢方薬〉
・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
→からだを温め、体内の水分の循環を促し痛みやしびれに働きかけます。慢性的な腰痛で、痺れなどを伴う痛みに効果的。
・疎経活血湯(そけいかっけつとう)
→血行や体内の水分の循環を促して痛みに働きかけます。腰から下肢にかけて筋肉や関節の痛みに効果的。
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
→血行を良くし、冷えに働きかけます。冷えによる腰痛やからだの痛みに効果的。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなくからだにダメージを与える場合もあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
つらい腰痛。じっと我慢しないで!
腰痛は日頃の姿勢や仕事の環境など、生活習慣に大きく影響します。
自宅で過ごす時間が増えている今、腰痛が悪化しやすい状況であるのは確かです。
環境を変えることは難しいですが、日常生活でできる腰痛対策を実践したり、漢方薬の力を借りたりして痛みを改善し、快適な生活を手に入れましょう!