腸活のポイントとは?
「腸には500~1000種類の腸内細菌が100兆個も存在しています。それらは、ビフィズス菌や乳酸菌など私たちにとって有益な物質を作ってくれる善玉菌、病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌のように有害物質を作って腸を腐敗させてしまう悪玉菌、どちらにも属さず強い方の味方をする日和見菌に分類されます。
健康的な腸は様々な細菌が共存しながら、善玉菌が優勢な状態にあります。
善玉菌を元気にする『腸活』は、『補菌+育菌』がポイントになります。
補菌とは、ヨーグルトや糠漬け、味噌のような発酵食品で菌自体を補うこと。育菌とは、食物繊維や難溶性デキストリン、オリゴ糖のような腸内細菌の餌となり、菌を元気にしてくれるものです。この2つを組み合わせることで腸内環境が整い、前述したような効果が得られます」
テレワークでも簡単「冷やし焼き芋ドッグ」で手軽に腸活!
コロナによって変化しつつある働き方。大きな変化といえばやはり、テレワークです。
テレワーク中のランチは、さっと作って食べれる上に栄養もしっかり摂りたいものです。そこで石松さん提案の「冷やし焼きいもドッグ」はいかがでしょうか?
カラダを鍛えている、トレーニーたちの間でも話題のさつまいも。
実はさつまいもは「筋トレ」とも相性が良く、便秘解消にも効果はてきめんです。
最近ではスーパーでも年間を通して焼き芋が売っていますし、自宅で作る場合は、まとめて焼きいもにして冷凍保存しておけば、食べたい時に1本ずつ取り出して食べることができます。
「パンを冷えた焼き芋に変えただけの冷やし焼き芋ドッグの利点は、レジスタントスターチです。焼き芋やご飯は冷やすことでレジスタントスターチが増えると言われています」レジスタントスターチとは?
レジスタントスターチとは?
「もう少し詳しくレジスタントスターチについてお話しします。
レジスタントスターチとは食物繊維同様、腸内環境を整えてくれます。米やいも、麦や豆などに含まれるでんぷんのことで、加熱後に『冷やす』ことで増えます。(お弁当のごはん、アルデンテの冷製パスタなど)
小腸で吸収されず、大腸まで届くので腸内細菌の餌となり便秘解消に働きかけます。また、でんぷんなのに血糖値上昇が穏やかで、脂肪になりにくいという利点もあります」
腸活ドッグの作り方
補菌(水切りヨーグルトの乳酸菌)+育菌(焼き芋の食物繊維、レジスタントスターチ)の腸活ドッグの作り方です。
【作り方】
1. 冷やし焼き芋
まずはさつまいもを蒸して一度、冷凍庫で凍らせます。
自然解凍が原則なのでレンチンは禁物(※温め直したらレジスタントスターチは無くなります)
2. 水切りヨーグルト
ヨーグルトをコーヒーフィルターに乗せてしっかり水を切ります。
半日ぐらいでホエイ(ヨーグルトにできる上澄みの水分)が抜けます。
3. (1)を縦半分に半分に切り目入れて、(2)をサンドし、くるみをトッピングしたら完成です。
「腸活ドッグ」いかがでしたか?
斬新だったかと思いますが、とっても手軽で体にも優しい一品です。
石松さんのInstagramには他にもたくさんの「腸活ドッグ」をご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。