2日目
1.1日目と同じようにボウルでうけたザルで梅酢をしっかりと切ります。梅を干物ネットに並べて、しっかりと天日干ししましょう。平ザルを使用している人は、この日も2時間後をめどにひっくり返します。
2.シソは握っても汁気が出ずに、パラパラしているようなら完成です。夕方に干している梅に異変がないかチェックします(雨に当たっていないかなど)。この日は取り込まず、夜間も通して干します。ざるで干している人などは、夜になったら、室内に取り込んでおきましょう。
3日目
1.夜露に当たった梅干しは、しんなりしていて皮が柔らかくなっています。これが正解の状態です。さらに3日目の今日で、干し上げを目指します。皮が干物ネットやザルから簡単に外せて塩毛が確認できる状況。それでいて、指でつまむと中身が「グチュ」という感じに柔らかい状態で梅干しの完成になります!
2.近頃は35度以上の日が続くことも珍しくないので、この日は正午で取り込んでしまってもいいでしょう。しかし日当たりが悪く、まだ皮に湿気が残るような状況の際は夕方まで干すことが望ましいです。
残った梅酢の使い方
筆者はパスタを茹でてから、ツナと玉ねぎを炒めてパスタに載せ、梅酢をかける冷製パスタが大好きです。フルーティーな梅とほんのり酸っぱい味は、ドレッシングなどにも抜群。干した梅干しにお好みで、この梅酢をかけて保存してもおいしいです。
梅干しは料理にも使える
お茶漬けや冷奴にトッピングしてもおいしいです。さらにささみにシソと梅干しのタタキを塗ってフライパンで焼くのも「おつまみ」になります。同じ工程で焼かずにフライにしてもOK。夏にぴったりのメイン料理になるでしょう。
手作りだからこそ、好きな塩加減で作れるのがメリット。いろんな料理に梅干しを使いたい方は「来年の塩加減は、もうちょっと多めに」など方針を決めるといいですよ。
梅干しは毎年漬けて楽しみたい!
1度やってみると、意外と簡単な梅干し作り。毎年やることで、味の変化や工程の違いも楽しめます。その年の梅の状態や天気の状態をみながら作る伝統の梅干し作り。コロナ禍をきっかけに、「毎年の恒例行事」としてみてはいかがでしょうか。