【まだ間に合う梅仕事】初めてでも失敗しにくい梅干しの漬け方は?塩漬け〜赤紫蘇まで

料理・グルメ

www.photo-ac.com
 梅干し

2021.06.23

梅雨に入ると、雨のおかげで家ですごす時間が増えますね。特に今年は去年から続く長い自粛期間に加わり、天気も雨模様となれば気分も次第にどんより……!? そんな方こそ、今年は梅仕事をしてみるのがいいかもしれません。梅の芳醇な甘い香り、単純作業でも、家族みんなでやれば会話も弾みテーブルを囲む理由になるものです。 今回は少量から始める梅仕事、その王道の「梅干し作り」にチャレンジしてみましょう。今回は梅雨があけるまでにやっておきたい工程編です。

広告

梅仕事と聞くと「大仕事」なイメージがつきまとう

梅干しを自家製で出典:www.photo-ac.com

梅仕事となると、なんとなく工程が複雑なイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、意外とやっていることは簡単で、火を使わないので子どもと取り組めるのも嬉しいポイントです。単純作業なので、小田原出身の筆者は小さい頃から梅干し作りに携わってきました。

梅は梅雨のこの時期しか出回らない旬の食材。決まってこの時期にスーパーに並ぶと「今年も夏が来るな」と筆者はワクワクした気持ちになります。梅雨といえば、ジメジメで外に出る気も起きない雨に、たまった洗濯物と嫌なことを想像してしまいがちですが、梅干しを作ると梅雨も楽しむことができます。

これから来る本格的な夏に備えて、塩分や栄養が豊富な梅干しを作っておくと、日本ならではの季節の移ろいにときめくことができるでしょう。

梅干し作りに必要なもの

梅干し作りの必要物品

漬物バケツ筆者の家庭では、梅干しを漬ける量が半端ないので重石も漬物バケツも2つずつ用意します。

梅干し作りに必要な物を、まずは見ていきましょう。

・つけもの石(1kg〜2kgの梅干しなら3.5kgがいいと思います)
・霧吹きスプレー
・物干しザル(干物用のネットでも可)
・漬物用のバケツ
・新聞紙

筆者は「カインズ 」で揃えましたが、家にあるものや通販のものでも構いません。重さが均等にのり密閉できるものなら大丈夫です。筆者の友人は必要なくなった「哺乳瓶を消毒するバケツ」で漬けている人もいました。中蓋を含め、均一に重さがかかる容器、清潔なものであれば何でも可です。

重石に関しては、他のもので代用するのが難しいので、つけもの石を購入できるといいですね。本来であれば梅の量と同量程度の重さがある重石でいいのですが、次年度以降あまりのおいしさに「もっと多く作りたい!」となると思うので、3.5kgの重石を勧めています。ちなみに、この重さで1kgの梅干しを作っても問題ないことは確認済みです。

梅干しの材料って?

梅干しの材料

梅干しを1kg作るのに必要な材料は、以下の通りです。

・黄色がかった梅(きちんと熟れているもの)……1kg
・食塩……1kgくらい
・焼酎……1Lほど
完熟している梅が手に入らないときは、青い梅を購入してきて、そのまま直射日光が当たらない場所におき、追熟させます。

強制追熟
一部の梅だけが完熟してしまい「このままだと腐りそう」という場合は、完熟の梅はまず洗ってよけておきます。同じ日に他の青い梅だけをザルに取り出し、沸騰させたお湯に1分ほどひたして、黄色くさせます。これは強制追熟の工程なので、青い梅だけに行ってください。青い梅は、梅干し作りの工程を複雑化させますので、必ず熟れた梅干しを使うようにしてくださいね。強制追熟の様子。

広告

著者

東城ゆず

東城ゆず

シングルマザー経験を乗り越えて、フリーライターへ。年子兄弟を養育する26歳。「若いママなんて……」と言われないように、これまで夢中で生きてきた。介護資格を所持しているので、現代の介護の事情にも精通している。料理が趣味で、家族でレジャーに出かけるのが大好き。釣りでは投げ釣りが得意! パワフルな性格だからこそ絶えぬ好奇心を活かし、生活のちょっとした知恵や夫婦関係に関するコラムを執筆中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告