面倒くさいのは、実は「料理」じゃない
私は家事の本を何冊か書いています。けれども、新婚時代は家事ができなくて悩んでいました。
特に料理。一人暮らしのときは嫌いじゃなかったはずなのに、当時はとにかく面倒で辛い作業に思えました。子どもがいるわけでも、フルタイムで働いているわけでもない私が、“当たり前”にみんなができている家事をできない。それがとにかく苦痛だったことを、今でも鮮明に覚えています。周りでも「料理がつらい」という声をよく聞きます。
今の私は、自宅で仕事をしながら、幼児を二人育てています。料理をしたくない日ももちろんあるけれど、あの頃のつらさが嘘のように、楽にキッチンに立てるようになりました。
そんな今の私だからこそわかることがあります。しんどいのは、実は料理ではありません。それ以外の、本当にこまごましたことなのです。
たとえば、
三角コーナーの手入れが面倒だから野菜を切るだけでも億劫に感じられる。
よく使うものが手の届く場所になかったり、それとは反対に、出しっぱなしにしていることで埃や油で汚れて手入れが必要になったりする。
汁物を作っている途中でふと思い出してお玉を出しに行ったり、鍋蓋を置く場所がなかったりする……。
こうした料理中に感じる“ごく小さなストレス”をなくすことができれば、料理はずいぶん楽になりますよ。一つの方法として、便利なグッズを使うことをおすすめします。
100円ショップでもいろいろ便利なものがありますが、今回は山崎実業towerシリーズのおすすめアイテムを3つご紹介しましょう。少し価格は高めですが、つくりがしっかりしていますし、見た目もシンプルでどんな部屋にも馴染みます。かゆいところに手が届くアイテムばかりです。
三角コーナーが要らなくなる「ポリ袋エコホルダー」
わが家では、三角コーナーを置いていません。towerシリーズの「ポリ袋エコホルダー」に袋をかけて、調理中に出た生ゴミをどんどん入れていきます。
袋を大きく広げておけるので、子どもたちの食べ残しが出てしまったとき、お皿から直接捨てるのもかんたんです。また、排水口の受け皿につけておいたネットも、取り外したらそのままここへ捨てます。
おすすめなのは「防臭袋Bos」と組み合わせること。これは、臭いが漏れるスピードを遅くしてくれる袋です。ゴミ袋の嫌な臭いがかなり軽減されます。
Bosにはいろいろなサイズがありますが、Lサイズを使うとポリ袋エコホルダーにぴったりです。三角コーナーがなくなるとシンクも広くなりますし、日々の手入れにかけていた時間も節約できますよ。
なお、使わないときはこのように薄くして片づけられます。