残暑疲れの秋バテに。1日50グラムの「キムチ」を食べた方が良いワケ

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 1日50グラムの「キムチ」を食べた方が良いワケ

2021.08.31

8月を過ぎると暦の上では秋。とはいえ「残暑」いう言葉の通り、全国的に厳しい暑さが残ります。夏の猛暑を耐え抜いたわたし達の身体は、いつの間にか疲労が蓄積しがち。この時期ならではの疲労を「秋バテ」と呼ぶほどです。そんな秋バテの症状を和らげるのに「キムチ」が効果的!なぜ秋バテにキムチがいいのか、その秘密に迫ります。

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秋バテの原因と対策

暑さが少しずつ和らいできたはずなのに、「なんとなくだるい」「食欲があまり沸かない」そんな秋バテの症状は、夏の冷えが原因かも。冷たいものの摂り過ぎや、冷房の当たりすぎにより、自律神経のバランスが乱れてしまうことで引き起こされます。

夏バテ中の女性出典:stock.adobe.com

特に冷えに弱い女性に症状が出やすい秋バテ。放っておくと、抵抗力が低下しやすいので、少しでも症状に心当たりがあれば、早めの対策が大切です。

冷たいものを控え、身体を内臓から温めることが秋バテ解消に効果的。さらに規則正しい生活と、適度な運動を心がけることで、より効果が期待できます。

秋バテの解消にはキムチがおすすめ!

秋バテ解消には、胃腸を温める食材を積極的に選びたいところ。そこで、おすすめしたいのがキムチ。

キムチ出典:www.canva.com

本場韓国では何種類ものキムチが、毎日食卓に並ぶそうですが、日本でも今や手軽にスーパーで買える人気食材です。なんとなく身体にいいイメージがあるキムチですが、この時期積極的に食べると、秋バテ解消にもつながります。

なぜキムチが秋バテにいいの?

キムチが秋バテに効果的な理由は、豊富に含まれる栄養素にあります。中でも乳酸菌とビタミン類が、秋バテに有効。

乳酸菌は生きて腸まで届き、腸内の善玉菌を増やすことで、免疫力を上げる効果が!またキムチには、ビタミンA、B1、B2、B12、C、Kとさまざまなビタミン類が含まれますが、中でも免疫力アップにビタミンAとB2が有効です。ビタミンAは、抵抗力を上げて、ウイルスが身体に入りにくくする栄養素なので、これからの季節には積極的に摂りたいところ。

乳酸菌出典:stock.adobe.com

さらには、カプサイシンと植物繊維が含まれているのも嬉しいポイント!腸内環境を整え、免疫力を上げるのはもちろん、カプサイシンには身体を温め代謝を上げる効果から、美肌効果とダイエット効果も期待できます。身体に嬉しい効果がたくさんあるキムチが、秋バテにいいと言われる理由にも納得ですね。

キムチの効果的な摂り方

いくら、身体にいいと言われるキムチでも、食べすぎは禁物。キムチには塩分が多く含まれていますし、唐辛子が胃を荒らしてしまう恐れがあります。一日に食べる量は、だいたい50g(小皿1皿程度)までにとどめておきましょう。

キムチ 1回分出典:stock.adobe.com

キムチは、生でそのまま食べることはもちろん、炒め物やスープに加えるなどとそのアレンジは無限!辛いものが得意ではない方は、チーズや卵を加えると辛みを抑え、食べやすくなるでしょう。

乳酸菌は加熱すると死滅しますが、死滅した乳酸菌には悪玉菌を排出する効果があるので全く効果がなくなるわけではありません。さらに、ヨーグルトなどの生きた乳酸菌と合わせて摂るようにするとダイエット効果もあり、より効果的です。

スーパーに行くと、種類が多くて、どれにしようか迷ってしまうほどのたくさんのキムチが並んでいます。いろいろ試してみると、きっと自分好みのキムチが見つかるはず!毎日の食卓に無理なく取り入れて、夏に溜まった疲れを吹き飛ばして健康に過ごしていきたいですね。
 

監修してくれたのは……NSCA認定パーソナルトレーナー小林広和さん

小林広和出典:

女性専用パーソナルジムOUTLINE(アウトライン)代表。東証マザーズ上場パーソナルジムで8店舗の立ち上げを担当後、現在女性専用パーソナルジムのアウトラインを全国26店舗経営、ダイエット特化チャンネルのYouTubeチャンネル「アウトラインジム」を運営中

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著者

手島くみこ

手島くみこ

関西在住のライター。2人のわんぱく息子を子育て中。好きなものは、おいしいものと旅行と海外ドラマ。「頑張りすぎない子育てと家事で、ゆるく楽しく!」をモットーにしています。

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