今回教えてくれたのは、東京で複数店舗を展開する料理人の岩野上幸生さん。
YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信し、人気を博しています。
『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』
著者:こうせい校長
定価:1,540円(税込)
「ふわっとろサバみそ煮」
ごはんのおかずはもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめの「ふわっとろサバみそ煮」。
おいしいサバみそ煮が作れるようになれば、一人前になった気分!
身がパサつかずにふわふわに仕上がり、ほんのり甘いみその豊かな風味が楽しめる一品です。
材料(1人分)
- サバ……180g(約2切れ)
- 塩……少々
- 長ねぎ(青い部分)……80g(約1本分)
- だし入りみそ……15g+15g(小さじ2+2分の1ずつ)
- 水……50ml
【A】
- 料理酒……50g(大さじ3+3分の1)
- みりん……50g(大さじ3弱)
- 砂糖……20g(大さじ2)
- 濃い口しょうゆ……5g(小さじ1弱)
- 穀物酢……5g(小さじ1)
- しょうが(スライス)……15g(約1片)
<トッピング>
- 白髪ねぎ……適量
つくり方
1.サバの皮目に切りこみを入れ、塩をふり冷蔵庫で30分おきます。長ねぎは手でちぎっておきます。
2.サバにキッチンペーパーをのせ、上から沸騰したお湯をかけます。サバの表面を軽く水で洗い流します。
3.小さめのフライパンに2、A、水、長ねぎを入れてアルコールを飛ばし、みそ15gを入れて強火で煮ます。
4.サバに火が通ったら最後にみそ15gを加え、強火で軽く煮ます。
5.皿に盛り、白髪ねぎをのせて完成です。
これで「サバの味噌煮」が100倍おいしくなる! プロが教える2つのコツ
いつもの「サバの味噌煮」を100倍おいしくするためのプロのコツは2つです。
コツ1:下ごしらえ方法
味に違いが出るポイントは、サバの下ごしらえ方法。サバに塩をふると浸透圧によって余分な水分と臭みが出てきます。さらに熱湯をかけることによって臭みとぬめりを取ることができます。
コツ2:2回に分けてみそを入れる
しょうがとねぎを加えることでサバの臭みを包みこんでくれます。さらに酢によって味にキレを出し、みそを2回に分けて入れることによって仕上がりが風味豊かになります。
コツを覚えておくと、初心者の方も魚料理が苦手な方も、失敗しらず!
臭みがなく、味わい深い一皿が自分でも作れるようになりますよ。