節約中でも節約しなくていい支出があった
たくさんの節約術がちまたにあふれていますが、なかには節約してしまうと家族からひんしゅくを買ってしまう節約も。これまでたくさんの節約家のみなさんとやり取りをしてきましたが、節約に失敗してしまう人はだいたい同じような支出を節約しようとします。
節約に失敗しがちな人は「節約しなくていい支出」に気をつけるだけでOK。失敗しやすい節約に手を出すのは控えて、今度こそ、節約を成功させましょう!
節約しなくていい支出1:食費
節約しなくていい支出NO.1は、なんといっても「食費」です。
食費は節約しない方がいいと一度は聞いたことがある人も多いと思いますが、それでも節約に失敗する方はこぞって食費の節約に精を出します。少しでも食費を安くしようとして、おいしくないと感じる質の良くない食材に手を出し、家族の食が進まない食卓になってしまう人もいます。
食事は毎日のことですので、節約できれば大きいのですが、毎日のことだからこそ丁寧に扱ってほしい支出です。
食べ盛りの子どもがいるのに食べることを我慢させたり、食べることが楽しみの家族から食べる楽しみを奪うような食費の節約はもちろんNG。家族からも不満が出ること間違いなしです。
毎日、家事や育児、仕事を元気に頑張れるのも、おいしい食事でエネルギーを心と体にしっかり蓄えることができてこそ。必要な食費まで削るような節約はやめましょう。
ただし、食費や家族全員の体重が平均を大きく上回っている場合は、適度に食費の節約することは必要です。あまりに食費が多すぎる時は、平均的な範囲まで節約することを考えましょう。
節約しなくていい支出2:小遣い
毎日残業続きの仕事を頑張っているお父さんの小遣いを、節約のためだからとある日突然削ってしまったら……。
家族のために頑張っているお父さんの仕事に対するモチベーションは、一気にダウンしてしまうかもしれません。
お友達とのお出かけや、おしゃれも楽しめない小遣いでは、お母さんの心も荒んでしまいます。
会社と家の往復だけで、何の楽しみもない生活では、ストレスを解消することもままなりません。
「家族のためだから」という言葉で、いつの間にか「自分を大切にする」ことを忘れてしまっていませんか?
時々、小遣いをもらうことに罪悪感を感じてしまう人も見受けられるのですが、心と体の健康のためには、適度な小遣いも必要です。
貯金のために今の生活を楽しむことを忘れてしまうと、何のために頑張っているのか分からなくなり、精神のバランスを崩してしまう人も見られますので、適度な小遣いは堂々と使うようにしましょう。
もちろん、度を越えて浪費が過ぎる人の小遣いは、適度に節約することは必要です。特に借金を繰り返すような人の小遣いは少し控えめくらいでもよいでしょう。