ウエストのくびれを作るには?
骨盤は、からだを正しく使うための「要」であり、腸の受け皿として大切な役割をはたしているとぽっこりお腹を引き締める!1日1分スキマ骨盤エクササイズでお話しました。骨盤がゆがむと、本来そこに収まるべき腸までもゆがんでしまい、ぽっこりお腹の原因になります。
骨盤のゆがみが整うと、それまで押し潰されて「ぽっこりお腹」をつくっていた内臓が本来あるべき位置に収まるので、下腹がシュッと引っ込みます。私自身、産後に体重が戻らず手持ちのスカートが入らなくなったことがあるのですが、スキマ時間に骨盤エクササイズを行ったことで、ウエストのくびれが復活しました。
とくに効き目があったのが、今回紹介する「骨盤を上下に動かす」エクササイズです。腰まわりのもたつくお肉にギュッとアプローチするので、ウエストラインのくびれ作りに効果的! 下腹まわりもしっかり動くので、腸活にも有効。便秘解消にもなりますよ!
骨盤を上下に動かすエクササイズ【骨盤上下】
<STEP1>足を肩幅に開く。
- 両手は骨盤を掴むような位置に置きます。
<STEP2>右親指の付け根で右の骨盤をまっすぐ上に突き上げる。
- 足の指は5本すべて床につけたまま、体重を親指の付け根に集中させます。
- 肩の位置はキープしたまま、腰から下だけを動かします。
- 体重が外に逃げないように、膝と足の甲はまっすぐ前に向けます。O脚ぎみの方はとくに膝と足の甲の向きに注意して!
<STEP3>左親指の付け根で左の骨盤をまっすぐ上に突き上げる。
- 右足を下ろし、反対側の骨盤も同じように動かします。
<STEP4>2〜3を10セット繰り返す
エクササイズの目的は、骨盤の高さの左右差を出すことです。ベリーダンスのような、ふだんなかなかやらない動きなので苦戦するかもしれませんが、まずは骨盤が上下に動いていればOK! 感覚がつかめないときは、次の動きを試してからエクササイズを行うとイメージしやすくなります。
- 両足でつま先立ちをする。
- 右足だけ下ろす。
- 再び両足でつま先立ちをする。
- 左足だけ下ろす。
究極! 骨盤をぐるぐるまわすエクササイズ【骨盤回転】
骨盤を「前後」「左右」に動かすエクササイズと、今回の「上下」に動かすエクササイズができるようになったら、仕上げにぐるりとまわしましょう。全方位満遍なく動かすことで、より柔軟でゆがみにくい骨盤をつくれます。
<STEP1>足を肩幅に開く。
<STEP2>ゆっくりと時計まわりに骨盤を10回まわす。
- 肩の位置はキープしたまま、下半身だけ動かします。
<STEP3>ゆっくりと反時計まわりに骨盤を10回まわす。
骨盤回転エクササイズを解説している動画もあります。こちらもあわせてご覧ください!
骨盤をぐるりとまわしてみると、つい回転スピードが速くなってしまうところや、動きがぎこちなくなるところがあることに気づくと思います。また、まわす向きについても、得意・不得意を感じるかもしれません。思うように動かないのは、骨盤がゆがんでいるサインでもあります。スピードが速くなるところ、動きがぎこちないところはとくに、ゆっくり、ていねいに動かすように意識しましょう。
骨盤を中心としたからだのゆがみをリセットすると、からだの不調は驚くほど改善します。私も、かつてはからだの不調に悩む1人でした。骨盤腸整ウォーキングと出会い、からだのゆがみをスキマエクササイズでリセットして、正しい歩き方を身につけたことで、頭痛・腰痛・自律神経の乱れ・生理痛などの不調とサヨナラすることができました。
ただ、からだのゆがみは不調の原因である一方で、それだけがんばってきたという「勲章」でもあると私は考えています。まずは自分のからだの現在地をしっかり褒めてあげたうえで、昨日よりきれいな自分に出会えるように、エクササイズに取り組んでいきましょう!