自分だけで頑張ろうと思わない
大切なのは、自分だけで頑張ろうとしないことだと私は思っています。
「片付けは私の仕事だから」と思っている方もいるでしょう。
でも待ってください。片付けを含めた家事はすべて女性の仕事だなんて、そんな固定観念にとらわれていませんか?
そして結構ありがちなのが、家族が片付けはお母さんの趣味だと勘違いしているというパターン。
こちらは仕方なくやっているけれど、その気持ちをわざわざ声に出すことがないので、家族すらも「うちのお母さん(奥さん)は片付けが得意で趣味なんだな」と思い込んでしまうことがあるのです。
これは片付けに限らず料理とかでもありがちな話なんですよ。
家族が参加しやすい仕組みを
家事は自分だけでやろうと思わなくてもいいんです!
一人だけが普段すべての家事をしていると、その一人が何らかの理由でできなくなったとき、家族みんなが困ってしまいます。
そのためにも、家族みんなで効率よくやりましょう! 普段から自分だけが頑張らないで済む仕組みをつくっておくことが重要です。
たとえば、お子さんの手の届く位置に、ティッシュのストックを収納してみましょう!
大人の背で取りやすいベストな高さ(顔から胸の高さあたり)と、子どものベストな高さは違うのです。自分でやる時はちょっとかがむことにはなるけれど、子どもができるようになると「ティッシュ持ってきてー」で済むようになるかもしれません。
「ちょっと大きすぎるかな?」というくらいのラベリングをするのも有効です。
ワンアクションを意識して、蓋やケースの2つ使いなどをやめ、「見ればわかる」収納方法は率先的に我が家でも取り入れています。
家族みんなで片付けに取り組める工夫をすることは、結果的にご自身がラクになることにつながりますよ。
さらに、私のような片付けのプロに頼ってみるのも一つの手。
毎度片付けを頼むわけではなくても、一度プロと一緒にポイントを押さえることで、次回から家族だけでも取り組みやすくなったり、まれにではありますが本当に「片付けが趣味」になってしまったりもします(笑)。
片付けを楽しむことはできなくても、少しでもみなさんのストレスが減りますように……!