モノをなかなか捨てられないと悩んでいませんか? 今回は、簡単にできる「整理」のやり方をご紹介します。
「ボーっ」としてるとモノはどんどん増える!?
普通に暮らしているだけで、モノはどんどん増えていきます。
捨てたり譲ったりして家から出ていくモノより、買ったりもらったりして家に入ってくるモノのほうが、圧倒的に多いからです。
減らすことを意識して生活しないと、あっという間にモノは増えてしまいます。
あなたが片付けにかけられる時間や労力は、どのくらいでしょうか?
それを上回るくらいモノの量が増えてしまうと、収納グッズや収納術を駆使しても、部屋は片付きません。
整理をとばして収納をがんばろうとしてもうまくいかないので、まずは整理から始めましょう。
面倒だけど全部テーブルに出す
まずは、整理する引き出しや収納ボックスをひとつ、選びます。途中で挫折しないように小さくはじめるのがおすすめ。整理したい引き出しやボックスをひとつだけ選びましょう。
整理の鉄則は、いったん全部出して並べること! とっても面倒なのですが……。
モノが収納された状態ではうまく整理ができないので、ちょっと面倒でもテーブルの上に全部出します。
きっとこんな感じで、ごちゃ混ぜになっているのでは?
机の上には「使っているモノ」「使っていないけれど高かったからなんとなく捨てられないモノ」「もらいモノだからなんとなく申し訳なくて捨てられないモノ」「いつか使うかもしれないと思って一応とってあるモノ」などがごちゃ混ぜになっている状態ではないでしょうか?
収納の前にやるべき「整理」とは、これを「使っているモノ」と「使っていないモノ」に分ける作業です。
使っているかどうかで判断する
「使っているモノ」は、テーブルの右側に置きましょう。
「使っていないモノ」は、テーブルの左側に置きます。
「使えるかどうか」ではなく「使っているかどうか」で判断するのが大事です。
判断に困った時は、1年以内に使ったかどうかを基準にするのはいかがでしょうか?
右側に置いたモノは、元のあった場所にそのまま戻しましょう。
引き出しの中は、使っているモノだけになりました。
使っていなくても好きなモノは残す!
さて、問題は左側に置いたモノをどうするかです。
いろいろな判断基準がありますが、私の場合は「好き」か「好きじゃない」かでさらに分けるようにしています。
「使っていなくても好きで捨てたくないモノ」は、残します。
「使っていないし好きでもないモノ」は、手放します。
「好きなモノ」「思い入れがあるモノ」は、ムリに捨てなくてOK!
ただし、物置きなど生活に支障がないところに移動させましょう。
うちでは、1人、ひと箱「保留ボックス」を準備しています。
迷った場合、ここに入る分はとっておいてもOKです。
時間がたつと趣味が変わったりすることもあるので、期限を決めてもう1度チェックするのがおすすめです。整理はこれで完了です。
収納グッズを使うとより使いやすくなる
引き出しの中はモノの量が減ってスペースにゆとりができるので、これだけでも出し入れがしやすくなったはず。
さらに収納グッズを活用すると、よりすっきり出し入れしやすくなります。
種類別に分けて、より使いやすく収納できます。
必要なモノだけに囲まれた暮らしへ
整理は「自分に必要なモノ」を選ぶ作業でもあります。時間がかかって大変ですが、その分暮らしが快適になったり、ストレスが減ったりと恩恵もたくさんあるので、ぜひ挑戦してみてください。
教えてくれたのは……Samiaさん
整理収納アドバイザー1級。家事をラクにするための収納アイデアを発信。
YouTubeチャンネル名:Samia片付け収納チャンネル
Instagramアカウント名:samia.housework