エアコンは省エネ性が高い家電!
エアコンの仕組み
エアコンは「ヒートポンプ」という仕組みで熱を運ぶことで冷暖房をしています。冷房時は室内の空気中の熱を屋外に運ぶ事で室内を涼しくし、暖房時は屋外の空気中の熱を集めて室内を暖めます。
「ヒートポンプ」のここがすごい!
一般的な電気ヒーターは「1の電気で1の熱」を生み出すのに対して、ヒートポンプは「1の電気で7の熱」を得られると言われ、とても省エネ性の高い技術です。
加えて、ヒートポンプは燃焼式の暖房や給油機と比べてCO2排出量を大幅に削減できる技術でもあります。
エアコンは環境に貢献できる技術を用いられた家電なのです。
エアコンの電力消費に伴う環境負荷を補うために
他の家電製品などと同様にエアコンも電気を使って動くことは変わりないため、電力消費に伴う環境負荷は生じてしまいます。
一方で、エアコンは私たちの暮らしに必要不可欠なインフラでもあります。
快適な暮らしを守るためにも、エアコンの消費電力を抑える工夫が大切なのです。
どんな工夫が出来るのか、みてみましょう!
【工夫1】設定温度の上げ過ぎや下げ過ぎに気を付ける
暖房時の設定温度の上げ過ぎや、冷房時の設定温度の下げ過ぎによって消費電力は増加してしまいます。暖かさや涼しさの感じ方を工夫して、無駄なく適正温度でエアコンを使うように心掛けましょう。
<対処法>
- エアコンの風向きの調整や、サーキュレーターの使用によって室内の温度のムラを解消する
- 加湿器などで湿度をコントロールする(暖房時)
- 着衣量を調整する
【工夫2】定期的なお手入れをして、エアコンの効率が下がるのを防ぐ
エアコンは埃などが溜まってしまうと、効率が下がり消費電力が増加してしまいます。
室内機、室外機の風通しを良くするために定期的なお手入れを心掛け、エアコンの効率が下がらないようにしましょう。
<対処法>
- 室内機のフィルターに溜まった埃を取り除く
- 室外機周辺の掃除、整理整頓をする
【工夫3】省エネ性の高いエアコンを使う
エアコンを購入する際は、省エネ性の高いエアコンを選びましょう。
省エネ性の高いエアコンは少ない消費電力で運転できるので、電気代の節約にも繋がります。
一方で、省エネ性の低いエアコンは電力の消費も多く電気代が高くなってしまいます。
省エネ性の高いエアコンの方が価格が高いのが一般的ですが、10年間にかかる電気代を考えると省エネ性が高いエアコンの方が環境にもお財布にも優しいかもしれません。
エアコンの使い方で環境への影響が変わる!
いかがでしたか?
エアコンの使い方を少し工夫するだけで、無駄な電力を省く事が出来ます。
無駄な電力を省くということは、電気代の無駄もなくなるということ!お財布にもやさしいですね。
私たちの生活にエアコンは欠かす事が出来ません。
だからこそ各個人で少しずつ身近な工夫を積み重ねていくことが、地球温暖化という大きな課題を解決する糸口になるのは間違いありません。
快適な暮らしを守るために、エアコンの使い方をもう一度見直してみましょう。