だれかの冷蔵庫収納をまねしてもうまくいかない理由
戻しにくい、取り出しにくい、中身が把握しにくい。SNSや雑誌で見た収納術を試してみても、いまいち使いやすくならない……。
冷蔵庫の収納方法にこんなお悩みはありませんか?
なぜならそれは、収納を参考にした相手と自分の環境が大きく違う可能性が高いから。
たとえば、冷蔵庫の大きさ、家族の年齢、料理頻度、食の好みといった条件が、あなたとぴったり一致するという人はほとんどいないはずです。
こちらはわが家の冷蔵庫です。試行錯誤を重ねて形になってきました。ダイソーやセリアなどで買えるプチプラアイテムがとても役立っています。
この記事でお伝えしたいのは、どんなおうちにもありそうな食品の収納グッズや、多様な使い方ができるプチプラアイテムです。とくに、複数の使い方を紹介しているアイテムは、ぜひご家庭に合わせたカスタマイズをして取り入れてみてくださいね。
1)ダイソーの缶ストッカー
まず紹介したいのは、ダイソーで購入できる缶ストッカーです。
350ml缶が4本ぴったり収まるサイズ。奥行きのあるスペースで引き出しのように使えるほか、高さ・深さのある場所で縦置きも可能。円型の仕切りがついているので、とても入れやすく出しやすいです。
例えばこんな使い方ができますよ。
・シンプルに缶を入れて使う
・冷蔵調味料を入れて使う
・チルド飲料の収納場所にもOK
・葉物野菜を立てて使う
このようにさまざまなシーンで使うことができます。
2)ダイソーの薬味チューブフック
にんにく、生姜、わさびといったチューブタイプの調味料に使いやすいアイテムです。
ダイソーで購入することができます。
このアイテムは、ひとつの用途ですが、どんなご家庭でも汎用性が高いです。
一番の特徴はドアポケットなどに引っ掛けられること!
浮かせて収納することで、場所を取りません。庫内のスペースが足りなくて悩んでいる方にもぴったり。
チューブ類は自立しますが、ドアポケットなどで立てて収納すると、扉の開閉で倒れてしまいがち。そうしたストレスも無縁になります。
浮かせた部分の下側に置いたものは、そのままだと少し取り出しにくくなりますが、引っかけた部分をカーテンのように動かすとさっと奥のものも取り出せますよ。
3)横向きに置ける冷水筒
庫内でとくに場所を取るアイテムである、冷水筒。横向きに置けるタイプのものも売られていますね。
ドアポケット以外にも入れることができるため、とても便利。
わが家では、お茶用と出汁用に違うデザインのものを使用しています。
ただ、注意点も。万が一パッキンがずれた状態で取り付けてしまったり、蓋が開いた状態のまま入れてしまうと、漏れて大変なことに……!
横向きに置けるタイプの冷水筒は、蓋を回転させることでロックがかかるので、見た目ではわかりません。閉じたつもりでまだ開いていることもあります。
この問題は2つの対策があります。
1.冷蔵庫に入れる前に、シンクの上で振って漏れがないか確認すること
2.冷水筒をの下にトレイを敷くこと
トレイを置くと、漏れ対策だけでなく「ここに冷水筒を置く」という目印にもなり、片づけやすくなりますよ。
4)ダイソーの冷蔵庫収納ケース
欧米の暮らし系SNSを見ていると、アクリルのような透明なケースに、白字でラベリングをした収納が多く見られるのですが、これがとてもシンプルでおしゃれなのです。
日本で売られている収納ケースは、乳白色や半透明のものが多いです。ダイソーで購入できるこの冷蔵庫収納ケースは、透明で欧米の収納アイテムみたいで美しくおすすめ。200円商品です。
もちろん機能面にも工夫が見られます。奥行きのある冷蔵庫をフル活用できる長さであるほか、使わないときはスタッキングして収納することもできます。
ただし、かなり奥行きがあるので、事前にしっかり計測することが大切です。
わが家では、奥にほぼ毎日使う味噌を、手前に早めに使い切りたい加工食品を入れて、目につきやすくしています。奥行きがあるので「よく使うアイテム・食材」を必ず1つは入れておくのがおすすめ。
5)セリアで買える「ミニドリンクケース」
ヤクルト、ジョア、ミニサイズの野菜ジュースなど、小さなドリンク類を見やすく、省スペースで収納できるのが「ミニドリンクケース」です。
ミニドリンクが5~6本程度入る大きさ。なお、栄養ドリンクも入ります。
冷蔵庫収納には、おそらく正解はありません。あなたの環境・性格に合った収納づくりが必要です。今回紹介したアイテムが、きれいな冷蔵庫収納に役立てばうれしいです。