教えてくれた人……青髪のテツさん
48万人(2022年10月現在)のフォロワーを誇るスーパー業界随一のインフルエンサー。長年スーパーマーケットの青果部で勤めてきた経験をもとに、Twitterやブログを通じて野菜や果物の知識を発信中。
『野菜売り場の歩き方』
著者:青髪のテツ
価格:1,430円(税込)
出版社:サンマーク出版
畑と同じ「向き」で保存すると、日持ちがよくなる!
いざ調理しようと冷蔵庫を開いたら、先端がしなしなになっているきゅうりを発見! そんな悲しい経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。購入した野菜は、おいしく残さず食べきりたいものですよね。
青髪のテツさんによると、野菜を保存するときは「向き」を意識するといいそうです。
「野菜は収穫後も生きています。そのため、畑にいるときと同じ向きで保存することで、日持ちがよくなります。
たとえば、長ネギやにんじん、きゅうりなどの野菜は縦に伸びようとエネルギーを消費します。そんな縦に伸びようとしている野菜を寝かせてしまうと、曲がって成長して余計なエネルギーを使ってしまい、食味が悪くなり、鮮度が落ちてしまいます」
つまり、縦に伸びようとする野菜は、「立てて」保存すると日持ちしやすくなる、というわけなのです。
野菜を「立てて」保存する方法
立てて保存するとは言っても、細長いものを冷蔵庫の中に立て掛けて保存するのは難しいですよね。そこで青髪のテツさんがおすすめしているのが、ペットボトルや牛乳パックを活用する方法です。
ペットボトルや牛乳パックを半分、もしくは3分の1程度の高さにカットして、冷蔵庫のドアポケットなどにセット。そこに野菜を立てて保存すると、新鮮な状態で長く保存できるのだそうです。
立てて保存するべき野菜とは
立てて保存すると日持ちが良くなる野菜は、次のとおり。葉物野菜など、日持ちしないと思いがちな野菜が長持ちするとうれしいですよね。ぜひ今日から、冷蔵庫に保存する際には立てて保存してみてください。
- きゅうり
- 長ネギ
- にんじん
- とうもろこし
- ほうれん草
- 小松菜
今回紹介した方法は、冷蔵庫のスペースが確保しやすいというメリットもあると青髪のテツさん。野菜の保存のキホンを知って、無駄なくおいしく野菜を食べましょう!