緑の白菜を選ぶのはNG?知らないと損!甘くて新鮮な「おいしい白菜」を見分ける“6つのポイント”

料理・グルメ

 緑の白菜を選ぶのはNG?知らないと損!甘くて新鮮な「おいしい白菜」を見分ける“6つのポイント”

2022.12.13

みなさんこんにちは、スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。今回は今の時期甘くおいしくなってくる白菜を紹介します。 なぜ冬の白菜が甘いのかというと、寒さで自分自身の水分が凍結しないように、糖を蓄えて凍りにくくなるように調整するからなんです。 水は0度を下回ると凍ってしまいますが、糖が加わることでさらに低い温度にならないと凍らなくなります。 そんな今おいしい白菜ですが、おいしくて鮮度の良い個体の特徴を知っておくとさらにおいしく頂くことができますよね。そこで今回は、おいしくて鮮度のいい白菜の選び方を紹介していきますね。

広告

美味しい白菜1玉の選び方

白菜
まるごと1玉の白菜は4個のポイントで見分けましょう。

  • 葉脈が左右対象
  • 芯の切り口が500円玉サイズ
  • 芯が黒ずんでいない
  • ずっしりと重たい

葉脈が左右対称

白菜

「葉脈が左右対称の白菜は成長に偏りがなく美味しい証拠だよ」と知り合いの農家さんから教えて頂きました。歪な形になっていないのは生育時にストレスがかかっていないから、美味しいと言われています。

芯の切口が500円玉サイズ

白菜

これも白菜農家さんから聞いた話ですが、白菜の芯は500円玉サイズがベストと言われています。
このサイズだと栄養を程よく吸収し、自然な速度で成長をしている証拠とのこと。わざわざ500円玉を取り出して確認する必要はないですが知っておくといいですよ。

また一緒に芯の切り口の色をチェックしましょう。白いものは鮮度がいいのですが、黒ずんでいるものは収穫後時間が経過していて鮮度が落ち始めているので避けるようにしましょう。

ずっしりと重い

白菜
白菜を買う時はずっしりと重いものを選びましょう。
レタスは軽い方が美味しいというのは有名ですが、逆に白菜は重たい方がみずみずしく糖度も高い傾向があります。

寒くなると白菜はしっかり葉を巻き、ずっしりと重くなります。これは冬の寒さから身を守るための防衛本能です。このような白菜は細胞が凍らないように糖をしっかりと蓄えています。

何個か持ち比べてみて、重いものを選ぶといいですよ。

美味しい白菜4分の1カットの選び方

カットされた白菜は3個のポイントで選びましょう。

切口が緑色のものは避ける

白菜
カットされた白菜は切り口が黄色、または白いものを選びましょう。
※一般的にお店によく置かれている品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。

これは勘違いしている方が多いのですが、切り立ての白菜の断面は黄色、または白いんです。しかし、カット白菜を売り場に陳列しておくと黄色がかった切り口が徐々に緑色に変色していきます。

白菜は売り場の照明でも光合成をして緑化していくんです。

緑に変色した白菜は葉が硬く味も落ちるので、黄色い切り口のものを選びましょう。

ちなみに黒い斑点が出ている白菜が時々あって避ける人が多いのですが、この斑点はポリフェノールの一種なのでよく洗ってもとれない斑点であれば気にする必要はないですよ。

切り口が平らなもの

白菜

白菜は収穫されてカットされた後も成長を続けています。なので放っておくと切り口が盛り上がってきます。
切り口が盛り上がった白菜は程度にもよりますが、私のお店では値引きして売り切っています。

より鮮度のいい白菜を選ぶなら、切り口が平らなものを選ぶといいですよ。

しっかり葉が詰まっているもの

カットされた白菜は断面を見ることができるので、葉のつまり具合を確認しましょう。
ずっしりと重い白菜が甘くておいしいようによく詰まった白菜も糖を蓄えている傾向があるので断面をしっかりチェックしましょう。

広告

著者

青髪のテツ

青髪のテツ

八百屋歴10年、SNSで野菜の発信活動を続けています。 総フォロワー40万人を超えました。 野菜・果物の選び方、保存方法、簡単レシピ、節約について書いていきます。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告