子どもの受験や仕事で“風邪を絶対ひきたくない人”が飲みたい「風邪予防に効果的なホットドリンク」3つ

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 子どもの受験や仕事で“風邪を絶対ひきたくない人”が飲みたい「風邪予防に効果的なホットドリンク」3つ

2023.01.17

1年の中でも最も寒いこの時期。空気も乾燥してさまざまなウイルスも流行中ですが、子どもの受験や行事などが予定されている今、絶対に風邪をひきたくないという方も多いのでは? そこで今回は、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に、風邪を予防する4つの方法について教えていただきました。

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教えてくれたのは……石原新菜(いしはら にいな)先生

石原先生

医師。イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。2006年帝京大学医学部卒業。現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人 柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。

身体を温めると免疫力が高まる

1出典:stock.adobe.com

寒さが最も厳しい今の時期は、「身体が冷えることで体調を崩しやすくなる」というのは、温活の名医とも呼ばれるイシハラクリニック副院長の石原新菜先生。

石原先生「風邪対策で大切なのは、体をしっかりと温めることです。体を温めると血流が良くなり、 白血球の動きも活発化して免疫力が高まると言われています。」

風邪をひかないためには、身体を温めることが大切なのですね。さらに、風邪をひかないために意識したい4つのことを伺いました。

風邪をひかないため気をつけたい「4つのこと」

1 体を温める食べ物を摂る

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冬に鍋や豚汁など温かい汁物をいただくことはとても理にかなっています。味噌、醤油は発酵食品で体を温め、根菜類、ネギ、生姜、薬味も体を温めます。緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは粘膜免疫を強くし、ビタミンCは、風邪をひいた時に出る活性酸の働きを弱める抗酸化作用があります。

2 頭寒足熱スタイルを

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足元は心臓から遠くて冷えやすいため、体を温めるには、足元をしっかりと温めることが大切て。靴下やレギンス、レッグウォーマーなどでしっかり温め、上はカーディガンなどで体温調節しやすい状態にしましょう。

3 首をしっかり温める

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首、足首、手首の3首は、他の部分に比べて筋肉や脂肪も少なく、太い血管が表面に出ているため熱が逃げやすくなっています。マフラーや手袋などでしっかり防寒を。

4 睡眠は6時間以上とる

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睡眠中はリラックスして交感神経が優位になります。血管が開いて血流も良くなり、体が温まって免疫力も高まります。アメリカの研究では、睡眠5時間未満の人は、7時間以上の人と比べて風邪にかかる率が4倍以上多いという結果が出ています。6時間と7時間では殆ど差がないため、少なくとも6時間以上は睡眠をとりましょう

身体を芯から温めるホットドリンクの作り方

石原先生によると、身体を温めるのにおすすめなのは、手軽に取り入れられる「ホットドリンク」とのこと。勉強や仕事、運動、家事などの合間に取り入れ、体の中から温めることで、風邪対策ができるそうです。

石原先生「風邪対策のホットドリンクにおすすめなのは、レモン、ブドウ、リンゴなどの『ビタミンC』や『ポリフェノール』を多く含む食材と『体を温める食材』の組み合わせです。また、風邪対策には疲労を溜めないことも大事なポイントで、レモンに含まれるクエン酸には、疲労感を軽減する効果があることがわかっています(※)。」

※薬理と治療 2007 35(7) 821-828 J Clin. Biochem. Nutr. 2007 41(3) 224-230

そこで石原先生に、おいしくて身体が温まる飲み物を3つ教えていただきました。

とろとろはちみつレモンジンジャー

レモンジンジャー

材料<1人分>
・水 180ml
・レモン果汁 大1
・すりおろしのしょうが 5g (又はジンジャーパウダー 小1/2)
・はちみつ 大1
・片栗粉(or葛粉) 小1

作り方
材料を全て鍋に入れてよ く混ぜ、弱火でゆっくり混ぜながら煮立たせる。

レモンに含まれるビタミンCは、体内に侵入したウイルスや細菌と戦う白血球に多く含まれるため、摂取することで免疫機能が強化され、病気への抵抗力が高まるとのこと。水溶性で排出されやすいので、こまめな摂取が必要です。また生姜には、ショウガオールという辛味成分が血行、発汗を促進してくれます。

また葛粉には葛根湯に配合される成分が含まれていて、血行促進作用があり、体を温めます。片栗粉でとろみをつけることで、温かさが長持ちする効果もあるそうです。

ノンアルコールホットワイン

ノンアルコールホットワイン

材料<1人分>
・100%ぶどうジュース 150ml
・レモン果汁 大1
 ・生姜のすりおろし 5g (又はジンジャーパウダー小1/2)
・シナモンパウダー 小さじ1/8
・クローブパウダー(あれば) 少々
・はちみつ 小1

作り方
小鍋に全ての材料を入れて弱火にかけ、ゆっくり混ぜながら温める。

ぶどうに含まれるポリフェノールは活性酸素を抑え、免疫力を高める働きが期待できるのだそう。また生姜やシナモン、クローブなどが身体を温めてくれます。

ホットアップルレモンジンジャー

ホットアップルレモンジンジャー

材料<1人分>
・リンゴジュース 150ml
・レモン果汁 大1
・生姜のすりおろし 5g (又はジンジャーパウダー 小1/2)
※お好みで、はちみつ 小1

作り方
材料を耐熱カップに入れ、電子レンジ600Wで1分〜1分半温める。 

こちらもレモンやりんごに含まれるビタミンCと、身体を温める生姜で風邪を予防することが期待できますよ。

いかがでしたか? おいしくて身体も芯から温まりそうなホットドリンクで、風邪に負けずに冬を乗り切りたいですね!

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著者

mamiWaka

mamiWaka

語学系出版社でワーキングマザーを経て、現在はフリーのライター・編集者。分かりやすく読みやすい、役立つ記事を目指しています。

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