春に気になる「汗のニオイ」を徹底的に防ぐ“3つの対策”。インナーそのまま洗濯機はNGだった!?

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 春に気になる「汗のニオイ」を徹底的に防ぐ“3つの対策”。インナーそのまま洗濯機はNGだった!?

2023.03.31

暖かくなってくると汗をかく機会も多いもの。そうすると気になるのが汗のニオイ。実際に25歳から39歳の働く女性572人を対象に行った調査では、自分の汗のニオイが気になるという女性は6割に以上に。そこで春に気になる汗のニオイを徹底的にケアする方法を、医師の下方征(しもかた ただし)先生に教えていただきました。

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教えてくれたのは……下方 征(しもかた ただし)先生

下方 征(しもかた ただし)先生

渋谷スクランブル皮膚科院長。2004年名古屋市立大学医学部卒業。東京医科大学病院皮膚科勤務を経て2021年に渋谷スクランブル皮膚科を開業。複数の皮膚科専門医による総合的な皮膚の診療を行う。汗の悩みに関する治療経験多数。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。労働衛生コンサルタント。

加齢とともに自分の体臭が気になる女性は6割以上

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暖かくなってきたとはいえ、インナーをまだ着ている方も多いと思います。室内で動いたり、仕事などで緊張したときなど、じわっと汗をかくと汗のニオイが気になりますよね……。

制汗デオドラントを発売している株式会社シービックが、25歳から39歳の働く女性572人を対象に「働く女性の年齢による汗とニオイの変化」についてアンケートを実施。

「20代前半に比べて、自身の汗のニオイや体臭が気になりますか?」という項目では、60.8%もの女性が「20代前半に比べて体臭を気にするようになった」と回答しました。

グラフ

さらに62.2%の女性が「20代前半に比べて、 汗やニオイケアを入念に行うようになった」と答え、特に35歳から39歳の女性が汗のニオイを気にしていることがわかりました。

ストレスや緊張で急な発汗や大量の汗に悩まされる

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女性が汗をかく理由として「女性ホルモン」が密接にかかわっている、というのは下方先生。更年期の症状として「ホットフラッシュ」という汗に悩まされることはよくありますが、20~30代であっても女性ホルモンの乱れで汗に悩むケースも多いようです。

下方先生「通常、交感 神経と副交感神経がバランスよく作用することで自律神経が安定し、汗量も落ち着きます。女性の場合、思春期を過ぎたあたりで女性ホルモンが分泌されるようになり、自律神経が安定するのですが、ストレスや緊張状態にさらされることでバランスが崩れてしまい、急な発汗や大量の汗に悩まされるケースも多く報告されています。」

汗をかく時期に実践したい3つの汗対策

そこで下方先生に気になる汗のニオイ対策を教えていただきました。

朝のシャワーでニオイをケア

シャワー

お風呂で汗をしっかりと洗い落とすことによってニオイをケアできます。夜にしっかりと湯船につかって、朝は汗が出やすいワキや首回りを綿などの柔らかいタオルとせっけんであらったり、ミョウバンなど収斂作用(肌を引き締める作用)のある成分が入ったボディソープや石けんを使ったりするのもおすすめです。

ニオイには制汗デオドラントが有効

制汗剤

入浴の際には足の指の間やワキ、首元などニオイが分泌されやすい場所を念入りに洗う、また石けんタイプのデオドラントで洗うことがオススメ。また、外出前に塗っておくことで効果が長続きするミョウバン入り制汗デオドラントも有効です。

インナーはお湯洗いですっきり

インナー

寒がりな方が好む化学繊維の通気性の良いインナー。実は汗の油分を吸着しやすいため、しっかり洗って乾かしてもニオイが出てしまう可能性もあります。
洗濯機にいれるだけではなく、40度くらいのお湯で石けんを使って手洗いすることで、油を洗い流すことができますが、ニオイが気になるものは買い替えることも必要です。しっかりと汗の油成分を洗い落とせる綿の下着を選ぶこともおすすめです。

いかがでしたか? 気になる汗のニオイは、しっかり対策することで予防できそうですね。朝シャワーに入る時間がない場合は、インナーをお湯で洗うことから試してみてはいかがでしょうか?

株式会社シービック「制汗剤に関するアンケート」
調査対象:25歳から39歳の女性572人
調査方法:インターネット調査
調査時期:2022年9月

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著者

mamiWaka

mamiWaka

語学系出版社でワーキングマザーを経て、現在はフリーのライター・編集者。分かりやすく読みやすい、役立つ記事を目指しています。

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