40代女性 投資商品を保有している人の割合
まずは40代女性の資産の保有割合をチェックしていきます。日本証券業協会が行った2021年度証券投資に関する全国調査から、40代女性がどんな金融資産を持っているのか見ていきましょう。
<金融商品(複数回答)を持っている人の割合>
保有率が最も高い金融商品は「預貯金」で、9割以上の40代女性が保有しています。一方、株式や投資信託を保有している割合は10%前後で、保有している人は少数派です。
なお、全世代の男女合計で見てみると、株式を保有している人は13.6%、投資信託を保有している人は10.8%となっています。また、女性よりも男性の方が、株式や投資信託を保有している割合が高い傾向が見られました。例えば、65~74 歳の男性は投資商品の保有率が高く、3割近くが「株式」を保有していました。
「投資に挑戦したい」40代女性はどのくらいいる?
今は資産運用を行っていないけれど、今後挑戦してみたいという40代女性はどのくらいいるのでしょうか。同じく日本証券業協会の調査を見ていきましょう。
投資信託の購入意向を見てみると、「今のところ購入するつもりはない」が40代前半女性が80.7 %、40代後半女性が84.1%と大部分を占めています。また、「時期は未定だが購入してみたい」は 40代前半女性が14.9%、40代後半女性が12.6%でした。
8割以上の40代女性は、今後も投資信託を購入する予定はないと回答していますが、一方で、7~8人に1人くらいの40代女性は、投資信託での資産運用に興味を持っていることが分かります。
資産運用 何から始めたらいい?
「興味はあるけれど、資産運用を始める勇気がない」という方は、少額から資産運用を始めてみましょう。例えば、投資信託は100円からでも購入することが可能です。例えば、勉強のつもりで、「まずは1万円」など、無理がない範囲で運用を始めてみるのがおすすめです。
初めて投資商品を購入する場合は、リスクが比較的高くて商品選ぶが難しい株式よりも、投資信託を購入してみましょう。
特に、インデックス投資信託と呼ばれている、世界の主な経済指標と連動して値段が動く商品は、商品の仕組みが分かりやすいので、ぜひチェックしてみてくださいね。そして、投資信託の中でも、できるだけ手数料が安い商品を選ぶようにしましょう。
まとめ
40代女性は、株式や投資信託で積極的に資産運用を行っている方は、少数派のようです。資産運用は、損をしてしまうこともありますが、長期的な視点で無理なく行えば、少しずつお金が増えていく可能性があります。もしも資産運用に興味がある場合は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、少額からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。