なんで私ばかり…。家事がきらいで“やらされてる感”が生まれやすい人「5つの特徴」

家のこと

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2023.04.18

食事作りや掃除、洗濯など毎日行う家事。その負担が大きすぎると、「なんで私ばかり……」と感じることも多いもの。そんな家事がきらいになる理由には、「やらされてる感」があるから、というのは「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。家事の「やらされてる感」が特に生まれやすい人の特徴について教えてもらいました。

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「やらされてる感」は、家事のやる気を奪う大敵!

家事出典:stock.adobe.com

私は、家事に関する書籍をいくつか出しています。

そのため、さまざまな人から「家事」についてのお話を聞く機会があるのですが、「家事がきらい」と悩まれている方がとても多いです。

私自身はそのときどきによって「嫌だなあ」と思ったり、「楽しい!」と思えたりします。だから「家事が大好き!」とも「家事がきらい!」とも言い切れずにいました。

その理由と向き合ってわかったことが! それは「家事」がきらいじゃなくて、その背後にあるなにかがきらいなのでは? ということです。

さまざまな要因がありますが、今回紹介したいのは、根深くやる気を奪う「やらされてる感」についてです。
 

家事の「やらされてる感」とは?

家事をしているとき、「なんで私ばかり」「頑張っているのに」などの思いを持ったことはありませんか?



もしこんな思いを1つでも感じていたら、「やらされてる感」はきっとあなたの中にもあります。
 「やらされてる感」のサイン

家事の「やらされてる感」が生まれる理由

やらされてる感が生まれる理由

家事をするときに、「やらされてる感」が生まれる理由はとてもシンプルです。それは、あなた自身が望み、自分で選んで家事をしているわけではないから。

私たちの人生は、選択の連続です。
多くの場合は、いくつかある選択肢から自分で選択することができます。

でも家事に関しては別です。日々を快適に過ごそうと思うと、「やる」を選ぶしかない。自分に向いていなくても、自分がやらなければいけない環境が多いと思うのです。

だから、「やらされてる感」が生まれます。

「やらない」を選べない人たち

もちろん、家事にも「やらない」という選択肢は存在します。

たとえば、便利家電を使う、家事代行に丸投げしてしまう、適当な家事でいいと決める……といったことです。

でも、これらを選べるのは、私が知っている限りほんのひと握り。
「(完全に)やらない」方法にはお金がかかるからです。



また、「適当でいい」という選択肢には家族の理解が必要です。自分の負担を減らすために「適当にしよう」と決めても、パートナーや両親などに「きちんとするべき」と諭されてしまう人も多いのではないでしょうか。

このように、自分ではどうしようもないやるせなさで、がんじがらめになってしまう……。これこそが、家事に抱く嫌悪感の一端なのだと私は考えています。
 「やらない」を選べない人たち

家事の「やらされてる感」が特に生まれやすい人の特徴

これまでたくさんの人のお話を聞いてきたところ、家事の「やらされてる感」が特に生まれやすい人には、こんな特徴があるとわかりました。



私もいくつか当てはまっています。だからこそお伝えしたいのですが、環境や家族の考え方を変えるのはむずかしいです。その代わりに「自分の姿勢」を変える2つの解決策をおすすめしています。
 「やらされてる感」が生まれやすい人の特徴

解決策1 家事を目的にしない

サンプルイメージ

1つめの解決策は、「家事そのもの」を目的に動くのをやめることです。

なるべくなにか「わくわくする要素」や「楽しく追い込まれる要素」と組み合わせるようにします。かけ算をイメージするのがコツ。

たとえば、私はアイロンがけを週1~2回まとめて行ないます。かなり時間がかかるきらいな時間でした。でも、そのときに映画やドラマを観るようにしたら楽しめるように。

季節行事の飾り付けや行事食は、部屋を飾るついでに片づけをがんばれたり、行事食をつくるついでに冷蔵庫掃除をしたりと、「+1家事」を加えると楽しく捗ります。

また、SNS投稿を目的にするのもおすすめです。特にSNSのような人の目がある場所で事前に宣言しておくと、もし誰も見ていなかったとしても、自分の中には「やらなくちゃ!」という気持ちが生まれ、達成しやすくなります。これを心理学で「宣言効果」というそうです。
 

解決策2 家事をゲーム化する

解決策

目的が思いつかない、つくる時間がない……という場合は、家事そのものを「ゲーム化」するのがおすすめです。
上の画像では、私がよくやる3つの方法をまとめました。こんなふうに家事に「意味」を作ってあげると、「やらされてる感」が薄れます。
 

家事に楽しみを加えてみて

まとめ

家事をしているとき、マイナスの感情が湧き上がってきたら、「たのしみ」をひとさじ加えること! それが、やる気を取り戻すコツです。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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