結婚して12年、気づかなかった。妻から「助かる!!!」と絶賛された“夫がするべき名もなき家事”とは

家族・人間関係

2023.03.07

数年前にたまたま「やっとくね」と言ったら妻から「助かる!」と絶賛された名もなき家事があります。 結婚して12年ほどになるのですが、そう言われるまでそんなに助かることだなんて気が付きもしなかったんです。 だけど、よく考えてみたらそれって当然のことで。 そして、全夫が簡単にできることで、なおかつとても喜ばれる家事なので、今日はそれをお伝えしたいと思います。

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きっかけは実家から届いた荷物

ある日、僕の実家から荷物が届きました。
お米とか野菜とか、娘が好きなお菓子とか色々。
実家が田舎にある人は経験ある方も多いかと思うのですが、うちの母も何かと言うと荷物を送ってくれます。

荷物を受け取り、何気なく妻に言いました。

「お礼のLINEしておくね」

その言葉を聞いた妻は、バッとこちらを向き、

「本当に!? めっちゃ助かる!!!」

と心底ありがたそう。
「ああ、ありがとう」くらいの軽いリアクションを想像していた僕は、妻の思った以上のリアクションにびっくりしました。

笑顔の女性出典:stock.adobe.com

「わたしがお礼を伝えるとなると、最近の近況とか娘の様子とか色々と考えて書かなくちゃいけないから結構大変で」
そう説明されて「確かになぁ」と大いに納得。

僕が自分の実家に連絡するなら「荷物届いたよ。ありがとう」程度で済むので、秒で終わるタスクです。
でも妻が僕の母に連絡するときは、当然もっと気を使ったコミュニケーションが必要になってしまう。

思えば僕だって、妻の両親に連絡するときはあれこれ考えて連絡をします。
でも妻が自分の両親に連絡するときは、すごくライトなやり取りで済んでしまうわけです。

義実家と仲がいいとか悪いとかは関係ない

なぜこんな簡単なことに気が付かなかったのか。
それは、妻が僕の実家ととても仲がいいからでした。

義実家と妻出典:stock.adobe.com

夏休みなどに実家に帰ってもリラックスして、わりと自由に過ごしているし。
実家に帰ったほうが楽だからと、妻から言い出すほど。

僕の両親も妻のことが大好きで、とてもいたわってくれます。

でも、当然妻なりに気を使っていたり、考えたりしていることもたくさんあって。
そういう裏話を夫婦で一緒にするのも、実は結構楽しかったりしていました。

そういうわけなので、妻と僕の実家の付き合いは程よい距離感の上、良好だったのです。

でも、仲がいいからといって気を使わないわけじゃありません。
なんだかんだ言っても自分の両親ではないのです。良好な関係を続けるには、それなりのコミュニケーションコストがかかっている。

そのことを夫は軽く見てはいけないのです。

嫁姑問題は、夫の問題!?

義実家との付き合いは、なかなか難しい問題だという人も多いと思うのです。

でも、じつはその多くは嫁と姑の問題じゃなく「夫」の問題ではないでしょうか。
妻と実家の間に立とうとしない。
実家をかばってしまい、妻の方を蔑ろにしてしまう。
妻の悩みに対して聞く耳を持たない。
「俺の親だから」と面倒を見ることを「妻」に強要してしまう。

夫婦出典:stock.adobe.com

色んな方の話を聞いていると、夫が実家と妻の間にしっかりと入って、妻をサポートすれば嫁姑問題の多くは解消されるんじゃないかと思うのです。

自分の実家だから、妻にも大事に思ってもらいたい。
その気持は解るし、お互いがお互いの両親を大事にすればいいとも思います。何もあえて蔑ろにする必要だってありません。
でも、やはり自分の実家の責任は、自分が取るべきです。

それをパートナーにまかせるのは、やはり不仲の原因になると思うのです。

だとすれば、実家とのやり取りはやはり夫がやった方がいい。
ちょっとしたやり取りかもしれないけれど。
自分の親とのやり取りは、責任を持って自分で行う。

これは、夫がするべき大切な名も無き家事だと思います。

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