教えてくれたのは……お掃除の錫村商店さん
開業をしたハウスクリーニング店が大手口コミサイトにて千葉県内で第1位を獲得。プロデュースをした洗剤がヒットするなど、自身の経験を活かした掃除道具を作り続けている。
・YouTube:お掃除の錫村商店
電子レンジの汚れは2つある!
今回は、電子レンジの汚れを落としていきます。電子レンジの汚れは、大きく分けて2つなんです。1つ目は、油汚れとそれがコゲついたモノ。2つ目は、水分が飛んでそれが乾燥してついてしまった水垢。
今回は、電子レンジのコゲと頑固な水垢を落としていきます。
電子レンジの掃除に使ってはいけない掃除道具
電子レンジの掃除につい使ってしまいますが、じつは使っていけないモノがあります。
まずは、メラミンスポンジ。使い続けていると傷になって、それが故障の原因につながることがあるんですね。気をつけたいところです。
次は、スプレー式の洗剤。これはかけてはいけないところにかかり、それが故障の原因になるとも言われます。どうしても使いたい場合は雑巾に吹き付けて、それで拭いていただくといいと思います。
最後は、塩素系の洗剤。中のニオイが気になって塩素系の洗剤を使って掃除をしたという話を聞きます。これはやめたほうがいいと思います。
逆にニオイが残りますし、スプレー式なのでかかってはいけないところにかかります。それが故障の原因になることもあるので、この洗剤は掃除に使わないほうがいいと思います。
電子レンジについたコゲや水垢を落とすには
電子レンジは食べ物を扱う場所なので、できるだけ安全な洗剤がいいと思い、重曹とクエン酸を選びました。重曹が油汚れ用・クエン酸が水垢用です。
この2つで頑張って落としてみて、それで落ちないようでしたら、違う手を考えていこうかなと思います。
注意事項
クエン酸は塩素系の洗剤と併用すると、有毒な塩素ガスを発生させ大変危険です。掃除をする際は、十分に気をつけて掃除を行ってください。
汚れを見分ける方法
ゴム手袋をした手で汚れを触って、ボコボコしているのがコゲ。手で触って引っかかりがない、ツルツルしてるのがだいたい水垢です。
重曹を使った掃除方法
重曹を使った掃除方法
1.コップ1杯の水に対して重曹大さじ1ぐらいを入れて、しっかりとかき混ぜる
2.電子レンジに1を入れて、500Wの電子レンジで5分くらい(600Wの電子レンジの場合は4分10秒くらい)加熱する
3.1分くらい時間を空けて、冷めた状態で掃除にかかる
4.キッチンペーパーに1の水を少しつけて、拭き上げる
今回は大さじ1の重曹を使いましたが、実際掃除をしてみるともう少し重曹の量を減らしてもいいかなと思いました。
電子レンジで重曹が入った水を加熱すると、その湯気で汚れが落ちていくんです。重曹の場合は結構飛び散ります。この掃除方法で、半分くらいの汚れが落ちてきたと思います。
クエン酸を使った掃除方法
重曹だけで汚れが取り切れない場合は、クエン酸を使うのがおすすめです。
クエン酸を使った掃除方法
1.コップ1杯の水にクエン酸大さじ1を入れ、混ぜ合わせる
2.電子レンジに1を入れて、500Wの電子レンジで5分くらい(600Wの電子レンジの場合は4分10秒くらい)加熱する
3.1〜2分ほど時間を空けて、冷ましてから掃除をする
4.少しクエン酸を電子レンジの中にたらして、キッチンペーパーなどで拭き上げる
この掃除で残り2割くらい汚れが残りましたが、クエン酸でもしっかりと汚れが落ちていますね。
「こげとりぱっとビカ」を使った掃除方法
残った汚れをよく見ると薄く茶色くなり、IHの焦げ付きに似たような汚れはありますね。これに対しては、「こげとりぱっとビカ」を使っていきたいと思います。
こげとりぱっとビカを使った掃除方法
1.コゲの部分にピンポイントで、こげとりぱっとビカをチョンチョンとつける
2.ゴム手袋をした手で、こする
3.5分ほど時間を開ける
4.キッチンペーパーなどで拭き上げる
5.タオルでしっかりと水拭きをする
今回、最後の水拭きを3回ほど行いました。
掃除後の電子レンジ
掃除前
ハードなコゲと水垢がついていましたね。
掃除後
重曹・クエン酸・こげとりぱっとビカを使って、ここまできれいに汚れを落とすことができました。電子レンジの中を掃除するには、安全なものを使いたいと思う方も多いと思います。今回は重曹で油汚れやコゲを、クエン酸で水垢を落としてみました。この段階で8割の汚れが落ち、残りの汚れをこげとりぱっとビカで仕上げていきました。ご家庭で掃除する際には、参考にしてみてください。
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※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。