スッキリ暮らしたいのにどうしても捨てられない…。あなたがモノを捨てられない“3つの理由”

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2023.07.04

スッキリ暮らしたいとは思っているのに、どうしてもモノを捨てることに抵抗がある……ということはありませんか? どうしてモノを捨てられないのか、その理由が明確にわかると、捨てられるようになるかもしれません。 今回は「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに、モノが多い人の“捨てられない理由”について教えてもらいました。

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あなたがモノを捨てられない3つの理由

モノを捨てられない理由出典:stock.adobe.com

こんにちは。私は整理収納アドバイザーとして、家事の本やコラムを書いています。

ですが、もともとは片づけがとても苦手。結婚したばかりのころは、13.5畳の小さな部屋でモノに囲まれて途方に暮れていました。

そこからなんとかモノを減らして、スッキリとした暮らしにたどり着いたのですが、今だからこそわかる、モノが捨てられなかった理由について紹介したいと思います。

自分自身がモノと向き合ってわかったのは、捨てられないモノには大きく分けて3つのパターンがあったことです。

  1. わからない
  2. 罪悪感
  3. こだわり

それでは、それぞれ詳しくご説明します。

「わからない」から捨てられない

わからない出典:stock.adobe.com

明らかなゴミだとわかっているのに捨てられないときは、このような理由があるからではないでしょうか。

  • 分別方法がわからない
  • 分解する方法がわからない
  • 粗大ごみの申し込み方法がわからない

こういった「わからない」ことがあると、捨てる前に「調べる」作業が発生します。
この作業を面倒に感じて、捨てられないパターンです。

こういった場合の対策は2つあります。

  1. 一度調べたら次は調べなくてもいいように記録する
  2. 作業しながら調べるのではなく、調べたいことを集中して調べ、メモする。

例えば粗大ごみの連絡先を一度調べたら、その連絡先をすぐにわかるところにメモしておく、などしておくと、次回からはもっと捨てやすくなりますよ。

「罪悪感」のせいで捨てられない

罪悪感出典:stock.adobe.com

私たちの多くは、「モノは大事にすること」「もったいない」といった考えを受けて育ってきています。

確かに大切な考え方です。でも、すでにモノを持ちすぎてしまった場合、この考え方は心の負担になってしまいますよね。

こうしたケースでは「譲る」「売る」という選択肢もありますが、逆にその作業が面倒になって残しているというパターンも。

私もそうだったので、今は「譲る」「売る」をせずに自分で処分するように努めています。

罪悪感を持たずに捨てるコツは2つあります。

  1. 数をかぞえる
  2. 勉強だと考える

最初に捨てる数を決めてからはじめると、ゲーム感覚で捨てること自体に集中できます。おすすめは2〜3日で100個捨てること。ティッシュなどの「明らかなゴミ」も含むと、早ければ15分くらいでかんたんにクリアできますよ。このようにキリがよくて、頑張ればできそうな目標を決めると、ゲーム感覚で捨てることだけに集中できます。騙されたと思ってぜひ試してみてくださいね。

また、捨てた理由を分析するのもおすすめ。なぜ使わなくなったのか、なぜ不用になったのかを考えることで、次回同じようなものを買わないようにすることができますよ。
 

「こだわり」のせいで捨てられない

こだわり出典:stock.adobe.com

これは、自分の大事にしている価値観によって捨てられなくなっているパターンです。

たとえば、

  • 思い出は大事に取っておきたい
  • コレもアレもかわいいから捨てられない
  • 人からもらったものは捨ててはいけない

このケースでは一旦そのモノを隠してみるのも一案です。「こだわり」と「それがない状態」を比べてみると答えが出ますよ。

「なぜ捨てられないのか」に気づくのがポイント

捨てられない理由出典:stock.adobe.com

ここでは3つのパターンを紹介しましたが、それぞれが複雑に絡み合って捨てられないケースもあります。

たとえば、学生時代のトロフィーだったらどうでしょうか?
大事な思い出の品でもあるし、捨てるのに抵抗や罪悪感も生まれると思います。さらに、捨て方も調べなければわかりません。

私がおすすめしたいのは、モノを処分するときは、最低でも3つの箱や袋を用意することです。

「可燃ごみ」「その他ごみ」「考え中」です。明らかに燃えるゴミは「可燃ごみ」へ入れ、捨て方がわからないけど捨てようと思うものは「その他ごみ」。そして、捨てるのに抵抗があるなというものは「考え中」へ。

もちろん、自分なりのしわけカテゴリを増やしても大丈夫です。

そうして少しずつ明らかなゴミを減らしていき、落ち着いたところで「考え中」の中身を「なぜ捨てられないのか?」に沿って考える時間を持ちます。

このように「捨てる」「調べる」「考える」と作業を分けて行なうことで、手を止めずにスピーディーにモノの処分と向き合うことができますよ。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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