休日の過ごし方を見ればわかる。「生活費が平均よりも少ない家庭」4つの特徴

働く・学ぶ

stock.adobe.com

2023.09.07

家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。「お金を貯めたいけれど、なかなか生活費を減らせない」という人もいるのでは? その原因は休日の過ごし方にあるかもしれません。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、生活費が平均よりも少ない家庭の「休日の過ごし方の特徴」についてご紹介します。

広告

生活費が平均よりも少ない家庭の「休日の過ごし方」とは

休日の過ごし方

生活費が平均よりも少ない家庭では、どのように休日を過ごしているのでしょう。

ここでは、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けした経験から、「生活費が平均よりも少ない家庭の休日の過ごし方の特徴」を紹介します。

「生活費をなかなか減らせない」という人は、気づかないうちに「生活費が高くなりやすい行動」をとっていないか確認してみてくださいね。

(1)休日の予定を事前に計画している

1出典:stock.adobe.com

休日の過ごし方をあらかじめ計画している人もいれば、事前には計画をせず直前になって急に休日の過ごし方を決めるという人もいますよね。

過去のご相談のケースを踏まえ、どちらの方がより生活費が少なくなるかというと、やはり圧倒的に休日の過ごし方をあらかじめ計画している人の方が生活費が少ない印象です。

なぜなら、休日の過ごし方を事前に計画している人ほど、過ごし方と一緒にお金の使い方も計画していることが多いからです。

そのため、今週末に使うお金はいくらまでなど、使えるお金の上限も把握していることが多く、予算を守って休日を過ごすことができるために、お金も使いすぎないという人が多く見られます。

時には友達からの急な誘いなどもあり、想定外の予定が入ってしまうこともあるでしょうが、普段から計画的に休日を過ごしている人にとっては、数回程度の想定外のことならそれほど痛い出費にはならないことが多いのではないでしょうか。

節約上手な人のなかには、「想定外の予定が入るかもしれない」とあらかじめ予定し、ゆとりを持った予算で過ごし方を工夫する人も見られますよ。

(2)休日の予定を入れすぎない

2出典:stock.adobe.com

勤怠の状況にもよりますが、月にある休日の回数はおおよそ予測がつくという人が多いのではないでしょうか。

その休日の全てにぎっしりと予定が入っており、朝から晩まで外出している人の出費は、どうしても多くなりがちです。

忙しいことが好きな人や、お子さんの用事が入りすぎてしまう人のなかには、1日のうちで用事のはしごをする人も多く見られます。

このようなご家庭では、食事の支度や家事をする時間が取れないことが多いため、外食やテイクアウトなどを利用する機会も増えがちですし、交通費などもかさみがちです。

一方、生活費が平均よりも少ないご家庭では、休日の予定を全く入れないということは少ないですが、入れるとしてもそれほど多くなりすぎない程度にとどめているという人が多い印象です。

節約上手な人のなかには、「夕食はできるだけ家で自炊したいから」という理由で、午前中から夕方までには用事を済ませ、夜はゆっくり家で過ごすということを家族の基本ルールにしている人もいるほどです。

「忙しくてお金を使う暇がない」という人もなかにはいますが、過去のご相談では、休日に忙しすぎる人というのは、どちらかというと「忙しいを理由にお金を使う傾向」がありますから、生活費が多すぎると思うのであれば、忙しくなりすぎないように予定を調整するというのも一つの方法です。

(3)お金のかからない休日を過ごす

3出典:stock.adobe.com

休日に予定が入っていても、お金のかかる用事とかからない用事があるのではないでしょうか。

お金を使って過ごす休日も楽しいものですが、とはいえ休日のたびに際限なくお金を使っていたらすぐにお金がなくなってしまいますよね。

そのような浪費を防ぐためには、時にはお金のかからない過ごし方を取り入れるのも一つの方法です。

実際に節約上手な人は、お金のかかる遊びも取り入れますが、公園遊びやジョギングなど、お金のかからない遊びも上手に取り入れ、支出のバランスを保つ傾向があります。

すべての休日にお金をかけないようにする必要はありませんが、お金をかけなくても楽しく過ごせる過ごし方のレパートリーもいくつか持っておくと、支出を減らしたいときに役立ちますよ。

(4)衝動買いを控える

4出典:stock.adobe.com

「休日にフラッと訪れたお店で、つい買い物をしてしまう」という人もいますが、このように「つい買い物をしてしまう」という習慣のある人は、どうしても支出が多くなりがちです。

一方、生活費が平均よりも少ない家庭では、このような衝動的な買い物をする機会は少なめの傾向があります。

ほとんどの休日にお金を使わないように過ごしたとしても、1回の買い物で高額な商品を衝動的に買ってしまえば、あっという間にこれまでの節約は無駄になってしまいます。

とはいえ、もちろん高額な商品を買ってはいけないということではありません。あくまでもフラッと衝動的に大きな買い物をしてしまう習慣が少ない方が、生活費が高くなりにくいということです。

生活費が平均よりも少ない家庭では、このような衝動的な買い物は控える代わりに、計画的に買い物をする傾向があるため、高額な商品を購入したとしても無理なく支払えると答える人が多く見られます。

衝動的な買い物癖を見直すだけでも生活費をおさえることにつながりますので、衝動買いをしすぎないように日頃から気をつけましょう。

休日の過ごし方を見直そう

5出典:stock.adobe.com

生活費がなかなか安くできない人は、休日の過ごし方を見直すと、生活費が安くできない原因が見つかることもあるものです。

休日は日頃のストレス発散の場として有意義に活用したいものですが、とはいえ羽目を外しすぎて、お金のことでトラブルを抱えるようなことになっては本末転倒です。

お金の使い過ぎにならない程度に、節度を持って楽しむことを心がけるだけでも、生活費をおさえることができるはずですよ。

広告

著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る