洗濯してもなんか臭う…はそもそも洗濯槽が原因かも
洗濯槽のお手入れは黒カビが気になったら?
大前提として、洗濯機の洗濯槽を清潔に保ちましょう。
もし、「カビだらけのバケツで下着を洗って」と言われたら…躊躇しますよね?
洗濯槽の裏側は、カビや汚れを直接見て、掃除することが出来ない場所。
だからこそ定期的なお手入れが欠かせません。
洗濯槽は月に1度、専用クリーナーで必ずお掃除しましょう。
ニオイ・黒ずみの原因は洗濯前にあった
洗濯機に洗濯物をためる?
脱いだ衣類を洗濯機の中に溜めている方は要注意!!
洗濯槽の裏側は、カビや石けんカスなどが溜まりやすい場所。
そこに皮脂・汗などの汚れがついた衣類を溜めると、カビ・菌が洗濯槽と衣類に繁殖してしまいます。
脱いだ洗濯物は、風通しのいいカゴに溜め、洗濯前に洗濯槽に入れましょう。
濡れたタオルを洗濯カゴへ?
濡れた衣類・タオルをそのままにするのも嫌なニオイ・黒ずみの原因となります。
湿った状態が長く続くと、雑菌・カビが繁殖しやすくなるため、濡れた衣類をすぐに洗濯できない場合は、干して乾かしましょう。
■洗濯カゴ選びのポイント
ラタンや布素材は吸湿しやすく不衛生にやりやすいので、プラスチックやワイヤータイプで風通しが良いのものがおすすめ。
詰め込みすぎは洗濯を無にする
洗濯物の目的は、衣類を清潔に洗い上げること。
1度で済ませたいからと衣類を詰め込むと、洗濯槽の中で衣類が回らず、洗うことができません。
これでは洗濯をした意味がなく、時間も電気代も水道代もすべて無駄にしているのと同じですよね。
少し面倒でも洗濯物の量を減らすことで、汚れ落ちが格段に変わり、衣類を清潔に洗うことができます。
蓋が締まる限界まで詰め込む?
洗濯物の量は、洗い上がりに大きな影響があります。
詰め込みすぎは汚れが落ちないだけでなく、シワの原因にも。
特に、少ない水量で洗濯するドラム式洗濯機は要注意です。
洗濯物の適量を知ろう!
縦型:洗濯槽の7~8割程が適量。洗濯槽のステンレス部分が見えるくらいです。
ドラム式:洗濯物を上から軽く押し、こぶし2つ分くらい余裕がある量が適量。
汚れがひどい時は、5割程にすることで、汚れをしっかり落とせます。
洗濯機の設定を見直し、もっと効果的に汚れを落とそう
おすすめコースでスタートボタンを押すだけ?
洗濯機の多くは、洗濯物の重さに対し適量の洗剤・水量を自動計算します。
この重さは、綿100%で想定されていることが多いんです。
スポーツウェアなどに使われる化学繊維は綿と比べて軽く、同じ重さでもかさが増えます。
例えば、綿100%のTシャツ10枚の重さと同等なのは、化繊14枚分。4枚分もかさが増えることになります。
これでは洗濯機の中で水・洗剤が足りず、しっかり洗えません。
洗濯の際には、洗濯槽の中で衣類がしっかり水に浸かり、水流で動いているか確認しましょう。
面倒な時や、量が多い時は「高水位」を選ぶのがおすすめです。
柔軟剤はたっぷり入れて消臭&香りづけ?
衣類のニオイを隠すために、柔軟剤を多めに入れるのは絶対にやめましょう。
柔軟剤が多すぎると、すすぎ残し発生し、それが汚れとして蓄積され、雑菌を繁殖させる原因になります。
雑菌の繁殖により、衣類が臭うようになり、柔軟剤を増やし…と洗濯の負のスパイラルに嵌ってしまいます。
また、溶け残った柔軟剤は洗濯槽裏に潜む黒カビのエサにもなってしまいます。
衣類のニオイは、ニオイの元を洗濯でしっかり落としましょう。
すすぎは1回で節水&時短?
すすぎの工程は、ニオイ防止・汚れ落ちに一番影響があります。
雑巾をバケツですすぐ時、一度すすいだだけでは雑巾が綺麗にならず、何度か水を入れ替えすすぐことで、しっかりと汚れが落ちていきますよね。
「すすぎ0回・1回でOK」という洗剤も増えていますが、それを使っていても必ずすすぎは2回以上をお勧めします。
特にお肌の弱い方や、赤ちゃんのいるご家庭は、しっかりすすぎ、洗剤成分と汚れを衣類に残さないことが大切です。
濡れたままの洗濯物には雑菌が繁殖する
忘れてた!干すのは30分後?
洗濯が終わったばかりの衣類であっても、雑菌残りをゼロにすることはできません。
濡れた状態が長く続くことで、衣類・洗濯槽ともに雑菌・カビ・ニオイの原因となるので、洗濯後はすぐに干すようにしましょう。
もし干し忘れたまま1時間経過していた時は、残念ですがもう一度洗い直しましょう。
落ちない!家事ストレスとさよならしよう
今回紹介した"間違ったお洗濯"に当てはまるものがあった方は、是非明日からのお洗濯を変えてみてください!
洗濯で「落ちない」のは当たり前ではありません。
洗濯で汚れがスッキリ落ちるようになると、家事のストレスが一つ減り、汚れを落とすのが楽しくなりますよ!