「なす」とは思えない驚きの味と食感。ジューシーな“なすのカキフライ風レシピ

料理・グルメ

2023.09.26

ヨガ講師で料理研究家の山田 直です。今回は旬の野菜を使った驚きの味と食感の料理、本物と間違えるほどの秋なすのカキフライ風をご紹介いたします。

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しっかり温めて食べる秋のなす

秋ナス

暑さが少しおさまり、朝晩が涼しくなってきてから、さらにおいしくなる野菜は、秋のなす。

「秋なすは嫁に食わすな」というのは、なすは身体を冷やす作用があるので、大事なお嫁さんを気遣っての言葉だそうですね。でも食べたいのが人情。そんな秋なすの調理のポイントは、しっかり加熱、温かくして食べ、冷えの作用を抑えること。

そこで今回ご紹介するのは、秋なすのカキフライ風。ジューシーでトロトロなナスの身が、まるでカキのようにミルキーに仕上がる温かな一品です。

秋なすのカキフライ風

精進料理にもあるなすのカキフライもどき。焼きなすを出汁に浸して揚げる、シンプルな調理法です。
つけ衣に海苔を加えることで海の風味を再現し、本物と間違える人もちらほらの味と食感に。

材料(2人分)

・なす……小4本ほど

(浸し汁)
・昆布だし汁……100ml
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……大さじ1
※麺つゆを使っても大丈夫です。

(つけ衣)
・小麦粉……大さじ2
・浸し汁……大さじ2
・青のり……小さじ1
・きざみ海苔……指で3つかみ程

・パン粉……適量
・サラダ油(揚げ用)……適量

作り方

1. 魚焼きグリル等で、柔らかくなるまでなすを焼き、粗熱をとってから皮を縦にむき、ヘタを落とし、一口大に切ります。

2. 浸け汁の材料を鍋に入れ、一煮立ちさせてタッパー等に移し1を入れ、1〜2時間ほど漬け込みます。

焼きなす

3. ボウルに小麦粉と同量程度のなすの浸し汁の残り、青のり、きざみ海苔を入れ、よくかき混ぜてつけ衣を作ります。かたければ汁を足します。

4. 浸しなすの汁気を切り、3のつけ衣を塗りつけるようにまとわせ、パン粉をつけます。

衣

5. 180℃ほどの高温の油で、表面がきつね色になるまでさっと揚げてできあがり。

ベジカキフライ

おいしさのポイント
なすは、皮が柔らかい品種がむきやすくてお勧め。時間があれば、一晩浸けるとなお味が馴染んでおいしいです。

なすとは思えない驚きの味と食感。是非お試しください。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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