かえって床に汚れが広がる。「フローリングシート」のじつはNGな“3つの使い方”

家のこと

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2024.03.27

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。床掃除をさっと済ませたいときに便利な「フローリングシート」ですが、使い方を間違うとかえって汚れが広がる場合があります。ここでは、デイリー掃除で気をつけたい「フローリングシートのNGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.ほこりや髪の毛掃除にウェットシートを使う

ウェットシートで床掃除出典:www.photo-ac.com

フローリングシートには、ドライタイプとウェットタイプの2種類があります。じつはこれ、汚れに合わせて使い分けるのが適切です。
髪の毛やほこりなどの乾いた汚れは、水気を含むとベタベタして落としづらくなります。
そのため、床にいきなりウェットシートを使うのはNG。ドライシートで髪の毛とほこりを吸着させた後に、ウェットシートで水拭きするのが正解です。

NGその2.シートを裏返して両面使う

フロアワイパー出典:stock.adobe.com

シートが汚れても裏面はきれいなままだと、もったいない気持ちが勝り、シートを裏返して両面使いたくなりますよね。その気持ち、とてもわかります……。
しかし、これも決しておすすめできない方法です。汚れたシートについたほこりや髪の毛が床に落ちたり、ワイパー本体が汚れたりと、決して効率のいい掃除とは言えません。
シートは使い捨てが基本なので、一度使い終わったら新しいものに取り換えましょう。

NGその3.押し引きしながら拭く

フローリングシートを床に滑らせる出典:www.photo-ac.com

掃除機は引くときに汚れを吸い込む力が強くなりますが、フローリングシートではNGです。
押し引きしながら進めると、引いたときに汚れがばらけて、せっかく集めたほこりや髪の毛が飛び散ってしまいます。
フローリングシートはごみを吸い取る力がないので、一方向へすべらせるのが正解です。

コツをつかんで家事ラクにつなげよう

フローリングシートは、ただしく使えば床のお手入れがラクになる掃除グッズです。
汚れを効率よく集めて、床掃除にかかる時間や手間を省きましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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