教えてくれたのは……小林青果株式会社さん
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
体の中から「シワ・シミ」予防
肌は日々、紫外線や乾燥などの外的ストレスにさらされ、その結果はシワやシミという肌トラブルとなって現れます。毎日のことですから、体の外側だけでなく内側からのアプローチでシワやシミを予防できるのが理想ですよね。
全国の食材を扱う小林青果さんによると、じつは通年スーパーで買える手に入りやすい食材の中にも、シワ・シミの予防にいいものがあるんだそう。
肌ケアに効果のある食材について、くわしくうががいました。
「シワ・シミ予防」に効果のある食材は?
小林青果さん 「こちらでご紹介する食材は、ビタミンや抗酸化物質など、肌の老化を防ぐ成分が豊富に含まれています。ぜひ日常の食事に取り入れて、若々しい肌を保ちましょう」。
1. トマト
トマトは、リコピンという赤色の色素によって、紫外線から肌を守る効果があります。
リコピンは熱に強いので、生でも加熱しても効果が変わりません。サラダやスープ、パスタなど、様々な料理に使えるトマトは、シワ・シミ予防の強い味方です。
2. ブロッコリー
ブロッコリーは、ビタミンCやカロテンなどの抗酸化物質が多く含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、カロテンは肌のバリア機能を強化します。ブロッコリーは茹でたり炒めたりすると栄養が減るので、蒸したり生のまま食べるのがおすすめです。
3. ブルーベリー
ブルーベリーにはアントシアニンという青色の色素が含まれています。
アントシアニンはリコピンと同様に抗酸化作用が高く、紫外線や活性酸素から肌を守ります。また、ブルーベリーにはビタミンCも多く含まれており、コラーゲンの生成や美白効果も期待できます。ブルーベリーはそのまま食べたり、ジャムやスムージーにして食べたりするとよいでしょう。
4. くるみ
くるみは、オメガ3脂肪酸やビタミンEなどの成分が豊富です。
オメガ3脂肪酸は血液の流れを良くして肌に栄養を届けます。ビタミンEは細胞膜を保護して肌の弾力を保ちます。くるみはそのまま食べるだけでなく、サラダやパンケーキなどにトッピングしたり、ペーストにしてパンに塗ったりするとおいしく摂れます。
5. 人参
人参にはβ-カロテンというオレンジ色の色素が含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、肌のターンオーバーを正常化し、シミ・シワの予防や改善に効果的です。人参は生でも加熱してもβ-カロテンが豊富なので、サラダやスープ、ジュースなどにして食べると良いでしょう。
日々の積み重ねが”健康と美”の秘訣
小林青果さん 「通年スーパーで買える食材で、シミ・シワ予防にいいものをご紹介しました。これらの食材は、美容だけでなく健康にも良いので、ぜひ毎日の食事に取り入れてください。
シミやシワは一日にしてならず、日々の積み重ねが大切です。おいしく食べて美しくなりましょう」。