「菊の花」捨てていたらもったいない!
お刺身に「菊の花」が乗っていると見た目にも美しく、食欲をそそりますよね。
しかしじつは、この菊の花が生のままで食べられることを知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、菊の花を使って海鮮丼の見た目をグレードアップさせる方法を見つけたので、実践してみました。
食べる前のひと手間で海鮮丼に彩りを
お刺身に乗っていた「菊の花」を食すための下処理をします。
がくには苦みがあるので、花びらだけ外します。
片手で花を持ち、もう一方の指先で花びらをつかんで引っ張ると、スポッと簡単に花びらが抜けますよ。
一本ずつ抜く必要はなく、一度につかめる量をそのまま引き抜いて問題ありません。
全てを抜き終えて、がくと花びらを分けました。
食すのは「花びら」部分のみです。
筆者は全て抜きましたが、中央部分の花びらが開ききっておらず固い場合は苦みがあるので、がくに残してくださいね。
さっそく、海鮮丼に乗せてみます。
上から菊の花びらを散らしてみると……
お刺身の赤色や白色に、鮮やかな黄色が映えてとてもきれいです!
来客時にもおすすめです。
菊の風味を楽しんで
お刺身は全体的に赤や白の色が多いので、黄色の菊の花が乗ると一気に華やかになりますね!
菊の花びらを食べる習慣は江戸時代以降に普及したといわれており、山形県には現在でも食用菊を食べる文化が残っているのだそう。
最近ではプラスチック製の菊の花の飾りが使われていることも多いのですが、生の食用菊が乗っていたらぜひ、美しい彩りと菊の風味を楽しんでみてくださいね。