教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
「良い食べ合わせ」5選<よくある組み合わせ編>
良い食べ合わせとは、複数の食材を一緒に摂ることで、それぞれの食材が持つ特性を相互に高め合う効果があるものです。
今回は、良い食べ合わせを5つご紹介します。
1.「納豆」と「ネギ」
納豆には、疲労回復に効果的とされるビタミンB群が豊富に含まれています。ネギに含まれる「アリシン」がビタミンB1の吸収率を高めてくれるので、ネギをトッピングして食べると◎です。
2.「とんかつ」と「キャベツ」
とんかつを食べる際にキャベツを一緒に摂ると、胃腸を保護し、消化吸収を助ける効果があります。また、キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)は、胃酸過多による不快感を抑える作用があるとされています。
3.「カレー」と「らっきょう」
らっきょうに含まれる「硫化アリル」は胃を保護してくれるうえに、辛みを軽減したり、食欲を増進したりする効果もあります。らっきょうと一緒に食べるなら、豚肉入りのカレーが特におすすめ。らっきょうにはビタミンB1の吸収を助ける働きもあるので、夏バテ対策にも最適です。
4.「トマト」と「アボカド」
トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用を持ち、美肌効果やアンチエイジング効果が期待できる栄養素です。リコピンは、良質な油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
そのため、“森のバター”と呼ばれるアボカドとの相性が抜群。アボカドに含まれる脂質がリコピンと結びつき、吸収率を高めてくれます。
アボカドにはビタミンEも豊富に含まれているので、アンチエイジングにはぴったりの組み合わせです。
5.「小松菜」と「きのこ類」
骨を丈夫にするために必要な栄養素と言えば、カルシウム。小松菜にはカルシウムが豊富に含まれており、骨の形成に役立ちます。
また、カルシウムをより効果的に取り入れるためには、ビタミンDが必要です。ビタミンDは、椎茸やしめじなどのきのこ類に多く含まれています。小松菜ときのこの炒め物は、カルシウム不足対策にバッチリなメニューです。
ふだんの食生活の中で何気なく組み合わせているものが、じつは理にかなっている組み合わせになっていることも多くあります。日々の食事作りに、ぜひ役立ててみてくださいね!