NGその1.冷蔵庫で保存する
バナナは温かい地域で育つため、寒さに弱いフルーツです。そのため、冷蔵庫へ入れるのは間違い。
13℃を下まわる場所においておくと、低温障害によりバナナが黒く変色してしまいます。
低温では追熟しないため甘くなりませんし、真っ黒なバナナは見た目もいいとは言えません。
NGその2.仰向けに直置きする
バナナは果肉がやわらかいため、置きっぱなしにすると重さで果肉がつぶれてしまいます。
傷むのを防ぐには、バナナスタンドに吊るすのが一番。根元をひっかけて保存するため、接触部分が少なく傷みにくくなります。
もしバナナスタンドがない、または根本が弱って吊るすのがむずかしい場合は、バナナをうつ伏せの状態でおきましょう。バナナが山のかたちになるよう伏せて保存することで、果肉がつぶれるのを防ぎます。
NGその3.切り離さずに保存する
バナナスタンドに吊るす場合は房のまま保存しますが、追熟がすすんでいる場合は1本ずつ切りはなしたほうが長持ちします。
バナナ同士がくっついていると、エチレンガスにより隣りあうバナナ同士で熟すのを早めるため、あっという間にやわらかくなってしまうんです。
バナナを房から取り外そうとしたときに、根本が折れて果肉がむき出しになることがありますが、これも追熟によるもの。
「追熟しなくていい」「今すぐ食べない」というような場合は、1本ずつはなして追熟を止めるくふうをしましょう。
長持ちする保存方法を
今回はバナナの「やってはいけない保存方法」をご紹介しましたが、追熟を止めたいときや気温が高い夏場など、あえて冷蔵保存をしたほうがいい場合もあります。冷蔵保存する際は、バナナをキッチンペーパーや新聞紙で1本ずつ包み、冷蔵庫の野菜室で保存するといいでしょう。
季節やバナナの状態に応じて、適切な保存方法を選択し、甘くておいしいバナナを長く楽しみましょう。