食品保存に最適な「冷暗所」とは?家の中の“ベストな保存場所”

家のこと

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2024.04.30

調味料などの食品のパッケージを見ると、保存方法に「冷暗所」と書いてあるのをよく目にします。この冷暗所、具体的にどんな場所をさすのでしょうか。ここでは、冷暗所の条件とあわせて、家の中にある「ベストな保存場所」をご紹介します。

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冷暗所はこんな条件

冷暗所に明確な定義はありませんが、基本的には「温度・湿度による影響を受けにくい場所」を冷暗所と呼びます。条件としてあげるなら、以下3つを満たす場所が適切です。

・温度変化が少ない(1~15℃以下)
・湿度が低く風通しがいい
・直射日光があたらない

食品は温度・湿度の影響を受けやすく、それにより劣化がすすみます。冷蔵庫は温度こそ一定ではあるものの、乾燥しやすく冷えすぎてしまうため、冷暗所とは別ものです。

家の中のベストな冷暗所とは

床下収納

床下出典:stock.adobe.com

床下収納は、比較的温度があがりにくく、家の中では代表的な冷暗所です。
ただし、時期によっては湿気がこもりやすいため、除湿剤を入れるなどくふうしましょう。

キッチンの引き出し

引き出し出典:stock.adobe.com

キッチンにある引き出し収納を活用するのもひとつです。比較的スペースが広く、取り出しやすい場所。調理に使うときの動線もいいですね。
わたしも、コンロ下の引き出しにオイルポットを置いています。
ただし、シンク下の引き出しは湿気がこもりやすいので注意してください。

風通しのいい廊下・ベランダ

廊下ベランダ出典:stock.adobe.com

風通しがよく、直射日光がそれほどあたらない環境であれば、廊下やベランダを冷暗所として使えます。
ベランダも悪くはありませんが、ドアの開け閉めで温度変化が生じないかを確認しましょう。

家のつくり・環境・季節によって冷暗所は変わる

冷暗所は、家の日当たりや気温によっても左右されるため、“絶対にここ!”という決まりはありません。冬と夏、湿気がこもる梅雨の時期でも、温度・湿度は変化するものです。
時期によって場所を変えたり、除湿剤などを活用するのもひとつ。くふうしながら、食品を適切に保存できる「冷暗所」を確保しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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