冷暗所はこんな条件
冷暗所に明確な定義はありませんが、基本的には「温度・湿度による影響を受けにくい場所」を冷暗所と呼びます。条件としてあげるなら、以下3つを満たす場所が適切です。
・温度変化が少ない(1~15℃以下)
・湿度が低く風通しがいい
・直射日光があたらない
食品は温度・湿度の影響を受けやすく、それにより劣化がすすみます。冷蔵庫は温度こそ一定ではあるものの、乾燥しやすく冷えすぎてしまうため、冷暗所とは別ものです。
家の中のベストな冷暗所とは
床下収納
床下収納は、比較的温度があがりにくく、家の中では代表的な冷暗所です。
ただし、時期によっては湿気がこもりやすいため、除湿剤を入れるなどくふうしましょう。
キッチンの引き出し
キッチンにある引き出し収納を活用するのもひとつです。比較的スペースが広く、取り出しやすい場所。調理に使うときの動線もいいですね。
わたしも、コンロ下の引き出しにオイルポットを置いています。
ただし、シンク下の引き出しは湿気がこもりやすいので注意してください。
風通しのいい廊下・ベランダ
風通しがよく、直射日光がそれほどあたらない環境であれば、廊下やベランダを冷暗所として使えます。
ベランダも悪くはありませんが、ドアの開け閉めで温度変化が生じないかを確認しましょう。
家のつくり・環境・季節によって冷暗所は変わる
冷暗所は、家の日当たりや気温によっても左右されるため、“絶対にここ!”という決まりはありません。冬と夏、湿気がこもる梅雨の時期でも、温度・湿度は変化するものです。
時期によって場所を変えたり、除湿剤などを活用するのもひとつ。くふうしながら、食品を適切に保存できる「冷暗所」を確保しましょう。