「フローリング」の“黒ずみ汚れ”にやってはいけない“3つのNG掃除”

家のこと

2024.05.18

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。汚れが蓄積すると、フローリングが黒ずんでくるもの。ただ拭きとるだけでは落ちない頑固な汚れですが、力づくで落とすのは禁物です。ここでは、フローリングの黒ずみ汚れにやってはいけない「NGな掃除方法」をご紹介します。

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NGその1.メラミンスポンジでこする

メラミン出典:stock.adobe.com

どんなに頑固な黒ずみも、メラミンスポンジを使えばかんたんに落ちます。しかし、汚れと一緒にフローリングのコーティングを落としてしまうためNGです。
じつはわたし、クリンネストになる前に失敗したことがあります。黒ずみはすっきり落ちたものの、フローリング表面を触ってみるとザラッとした感触が。
汚れと一緒にフローリングのツヤや光沢まで削り取ってしまったんです。その結果、表面の凹凸ができたせいで汚れがつきやすくなってしまいました。

NGその2.カビとり剤を使う


フローリングの黒ずみができる原因として、カビも考えられます。
それでも、カビとり剤の使用はおすすめできません。カビとり剤のほとんどが“塩素系”で、洗浄力が強いため、フローリングそのものが劣化する恐れがあります。
そもそも、カビキラーをはじめとするカビとり剤は、「フローリングの使用NG」と記載している商品は少なくありません。
フローリングが傷むリスクを避けるためにも、フローリングに生えたカビはアルコール除菌スプレーを使って拭きとりましょう。フローリングとカビとり剤

NGその3.鋭利なものでこする

たわし出典:stock.adobe.com

ヘラなどを使って、黒ずみだけをこすり落とそうとするのもおすすめできません。
フローリングを傷つけずにきれいにするのは至難の業。一時的に黒ずみが落ちたとしても、メラミンスポンジ同様にフローリング表面についた傷から、汚れがつきやすくなってしまいます。
ヘラに限らず、たわしなど鋭利な掃除アイテムも使用NGです。

黒ずみはただしい方法で掃除を

フローリングの黒ずみは、汚れのレベルや原因に合わせて掃除方法を変えると効率がいいです。
軽い黒ずみなら、ウタマロクリーナーなどの中性洗剤で落とせます。頑固な黒ずみや皮脂・食べこぼしが原因の場合は、アルカリ電解水などアルカリ性のクリーナーが便利です。カビが原因の黒ずみは、アルコール除菌スプレーが役立ちます。
決して無理にはがすことは避け、ただしい方法でフローリングの黒ずみを落としましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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