「あの人のせいでイライラする…!」は時間がもったいない。ワタシを整える2つのメソッド

カルチャー

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2024.06.08

日々生活していると、思い通りに物事が進まなかったり、良かれと思ってしたことが裏目に出たり、思わぬ誤解を受けてしまったり……イライラモヤモヤすることは多々ありますよね。 実は、イライラモヤモヤは、誰かのペースに巻き込まれてしまって、自分軸が揺らいでいるとき。 そんな時にマイペースを保つための、ちょっとした考えのズラし方や気分転換の方法をお伝えします。

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「考えることと考えないこと」を区別する

イヤなこと出典:www.photo-ac.com

「考えて解決できることと、考えてもどうしようも無いことを区別した方が絶対にいいです。」
これは、乳がん患者さんにインタビューをした時に心に刺さった言葉。彼女は「病気のことはいくらでも考えてしまうけど、考えて解決するわけではないから、今の自分の生活を大切にするために明日の娘のお弁当のこと考える方が大切」と続けてくれた。

ひまわり出典:www.photo-ac.com

不安なことや苦手なことを抱えてしまうと、つい「考えても解決できないこと」に頭の中が支配されてしまい、日常を継続するための優先順位が崩れてしまう。これはきっと誰でも経験があるはず。
職場で理不尽な物言いをされたり、家事分担のことで夫と衝突したり、子どもの反抗期に腹を立てたり…ついそんなことがあるとイラッモヤッとした気分に支配されてしまって、何も手に付かない。

イライラ出典:www.ac-illust.com

だけどそれって、全部自分ひとりで考えても解決できないこと。もちろん回数が重なればじっくり話し合う必要もあるけれど、そこに至るほどのコトではなく単に「イヤな言い方をされた」だけで、1日を台無しにするのは絶対にもったいない。
「なんで私があんなこと言われなきゃならないの!」「先に帰った方が家事をするのは決めたはずでしょ!」「誰がババアよ!」色々言い返したいことはあるけれど、言い返した瞬間から、実は他人軸に巻き込まれてしまうから、実はここで一旦それらの言葉を手放した方が楽。

まずは筆記具を手に

多分色んな方法があるとは思うけど、私が実践しているのは愛用している書きやすい筆記具たち(ボールペンならジェットストリーム、万年筆ならLAMY)で、思ったことをチラリと書くこと。

手帳

「考えてもしゃあない まずはやってみることやな」にカラ元気のニコニコマークなんか付けてる自分がちょっといじらしい(笑)。自分との会話だから主語すらないけど、意外とこれが休符になるから不思議。

筆記具

そもそも筆記具へのこだわりが無かった人は、こんなときのために? 自分の持ち方やクセに合った筆記具選びをするのもいいかも。選ぶために一心に試し書きをする時間も、なかなか味わい深いもの。

そして、ふうっと息をついて

コーヒー出典:www.photo-ac.com

もう1つは、先週どこかの動画で見かけた「ふっ!と炎を吹き消す」方法。もっと手軽にするなら、温かい飲み物をふーふーと吹いてみるだけでもOK。
イヤなことがあった時には呼吸が浅くなり、上半身に力が入っているはず。そんなときにキャンドルの炎を吹き消すように少し勢いをつけて「ふっ!」とやってみると、肩の力がスッと抜けて、頭や身体の中のちょっとイヤなものも一緒にリリース。まさに「ひと息ついてみる」とはこのこと。

炎を眺めてリラックス

キャンドル出典:www.photo-ac.com

ところで、キャンプで焚火をしたり、アロマキャンドルで香りを楽しむとき、炎をじっと眺め続けたことはありませんか?命が宿っているかのようにゆらゆらと灯る炎を見ていると、呼吸が整い、いつしか心も穏やかに……。

イラッモヤッ……でも、その手には乗らない!

くまちゃん出典:www.photo-ac.com

誰かに何か言われて気持ちが乱れている時は、できるだけ「こんなこと言われちゃったよ」とその事実だけを捉えて、自分軸をズラさずにkeepする。
「なんであんなこと言われなきゃならないの!」と真に受けると、「私はちゃんと○○してるのに、あの人だって」……と次から次へ妙な執着の連鎖が生まれて、自分の時間がその捉われに支配されてしまう。

根本の解決は急がないで

大木出典:www.photo-ac.com

もちろん問題を解決するために、腹を割って上司や夫、子どもたちと話をしなければならない場面もあるけれど、イラッモヤッとした直後でなくてもいいはず。りあえずは、ゆるっとぬるっとイヤなことをリリースして、穏やかな自分を取り戻してから話し合いはゆっくりと。

ひとまず……お気に入りの筆記具と温かい飲み物、キャンドルを手に入れておけば大丈夫。
自分軸を揺るがすエマージェンシーの備えをお気に入りで揃えるのって、ちょっとしたゲームのアイテムみたいで楽しいから、オススメ!

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

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