ひき肉の冷蔵保存はリスクが高い
スーパーで売っているパックのひき肉には、消費期限が書いてあることがほとんど。「食肉科学技術研究所」によると、保存温度によって可食できる期間の目安は変わります。
冷蔵庫(4℃)で保存した場合
牛ひき肉…3日
豚ひき肉…3日
鶏ひき肉…2日
冷蔵庫のチルド室(0℃)で保存した場合
牛ひき肉…5日
豚ひき肉…5日
鶏ひき肉…4日
スーパーで売っているひき肉は翌日が期限になっていることが多く、比較的ゆとりを持った消費期限が記載されていることがわかります。
しかし、すべてこの「保存温度」を守ることが前提です。スーパーから帰宅中に温度が上がれば、必ずしもこの期限で保存できるとは限りません。きちんと冷蔵庫に入れていても、ドア開け閉めによって温度が上がり、劣化する場合もあります。
わたしは実際に、購入したひき肉が翌日の朝に傷んで食べられなくなったことがありました。
ひき肉の冷蔵保存は環境や温度変化によって劣化がすすむ場合がありますので、数日冷蔵するのはリスクが高いです。
ひき肉は冷凍保存がおすすめ
傷みやすいひき肉は、できるだけ早く食べきるか冷凍保存がおすすめです。今回は、かんたんにできる冷凍保存の手順をご紹介します。
手順1.ラップまたはアイラップで包みます
できるだけ空気を抜きながら、使い切れる量だけ小分けにしましょう。
もしパックをすべて冷凍するなら、パックをひっくり返してフィルムで包むと手間が省けます。
手順2.食品保存袋に入れる
食品保存袋で2重に包むと、空気に触れにくくなり劣化を防げます。
手順3.冷凍します
金属製のバットやトレイにのせたり、冷蔵庫の急冷凍機能を使うと、より鮮度を保ちつつ保存できますよ。
この手順で冷凍すれば、ひき肉が傷むことなく保存できます。冷凍したひき肉は2週間を目安に使い切ってくださいね。